早春の但馬で〜シマラナイ旅路〜08.3/16

<2>豊岡盆地周辺

  
お次に向かったのは豊岡盆地方面。途中で、バイカモ(左)が一面に茂る素敵な水辺を発見。
ちょっと網でも入れてみるか、そう思って近づくと、フキ(右)がいい感じに咲いてました。

  
しばらく網を入れましたが、捕れたのはドンコ(左)や、タカハヤ(右)といったあたり。
河口からそんなに離れてないに、もうタカハヤのいる環境なんて面白いな〜、
とは思ったものの、そうなるとあんまり面白そうな種類は捕れないわけで、これっきり。

  
立派なスジエビ(左)も捕れました。ヤゴはなぜか少なくて、捕れたのは
ハグロトンボ(右)くらいのもの。アオハダが捕れると期待してたんだけどな〜。

  
そのかわり、カワゲラ系はたくさん捕れました。名前は相変わらずよくわからない
けれど、カミムラカワゲラ(左)とウエノカワゲラ(右)になるんでしょうか?
図鑑の絵合わせなんで、間違ってたらどなたかご指摘くださいね(^^;

  
オオマダラカゲロウ?の幼虫(左)も結構捕れました。そして、いつみても色鮮やかで
なぜか好きなチラカゲロウ(右)も多数。ま、結局成果はショボかったってことで(笑

  
移動していくと、海辺にカモメを発見。セグロカモメとウミネコが主でしたが、オオセグロカモメも
成鳥(左)、幼鳥(右)ともにいました。そろそろ夏羽が出始めてますね。

  
ウミネコの幼鳥(左)もたまには撮ってやろうということでカメラを向けてみました。
ウミウ(右)もいて、羽ばたきを披露してくれましたが、デジスコだとブレちゃうのでこんな感じ…

  
さて、豊岡盆地に到着して、水田地帯をウロウロしますが、ミヤマガラス(左)がポツポツいるくらいで
猛禽類はなぜか全然目につきません。はるか遠くを飛んでいくチョウゲンボウくらい。
シギチ狙いに切り替えても、ダイサギ(右)が目につくくらいで、なんかなんもいないぞ〜。

  
水田の畦には、タネツケバナ(左)やら、オオイヌノフグリ(右)などが目一杯に
咲き誇って春を宣言してました。モンシロチョウやキタテハも舞ってましたが、
いい陽気だったからか、ノンストップで証拠写真すら撮れず。

  
ヤナギ類(左)も満開に花をつけていました。ここのはカワヤナギにあたるのかな?
すぐちかくにハクセキレイ(右)が出てきてくれたのでPowerShotで記念撮影。
しかし、このあたりにもケアシノスリが来てるだろうと思ったのに、予想は大外れですね…

  
悔しいので、ちょっと山のほうまで行って、小鳥を狙うことに。すると、すこし奥に行っただけで
かなりの雪(左)が残っています。突然、ヤマドリ♂(右)が出現しましたが、すごい
勢いで逃げてしまって、この1枚取れただけ。中央上にかろうじて見えますか?
しかし、雪の中、気合を入れてウロウロしてみましたが、なんか鳥の声が皆無なんです。
シジュウカラが横切っていっただけで、こちらもド派手な空振り。むむむ。

  
岩壁で、ホトケノザ(左)が妙にひょろ長い格好で咲いていたのが印象的でした。
諦めて再度水田地帯まで下りてくると、オオアカウキクサで真っ赤な水田(右)を発見。

  
再度うろついてみますが、ハシボソガラス(左)がカッコつけてたくらいで、どうにも
成果がありません。諦めて帰ろうと思った頃、遠くにコウノトリ(右)が何度か舞いました。

  
そっちの方にいってみると、コウノトリを発見。よくよくみると、背中に発信機を
背負ってるんですね。ちょっとジャマなんじゃないかと要らない心配をしました。
ついでに今年も繁殖中の巣を遠くから眺めると、親鳥が帰ってきてるのが見えて
頑張れよ、と声をかけての〆となったのでした。

というわけで、なんだかシマラナイ一日でした。
当たりな感じなのは、最初のナガハシスミレだけって感じかな?
豊岡は、冬鳥の宝庫なんだからその時期に一度は来てみたかったものの、
雪が多いし、そこにいくにはさらに豪雪地帯の中央山脈を突破しなきゃいけないので、
いつも二の足を踏みつづけ、ようやく実現した機会だったというのに、
期待していた猛禽類とかほぼゼロですもんね。
さらにいつも拝見している某ページを見ると、すぐあとに珍鳥がいくつか
報告されていて、ゲゲッと思いましたし。うん、間が悪かったのか。
来年は、真冬のいい時期に、根性をキメて雪の豊岡に来て見ましょう!
その時には素敵な出逢いがたくさんあるように、今から神様に祈っておこっと♪


次へ⇒

topへ⇒