絶好の行楽日和?〜雨の但馬に泣く〜07.11/4

この日は、昨日のO氏の言葉に触発されて、但馬探索2日目としました。
昨晩は、天気予報が「明日はもう絶好の行楽日和になるでしょう」などと言うのを
聞きつつ、それではあれとこれとと期待をプクプク膨らませて寝たんですが…
目覚めると結構強い雨の音。ちょっと待て(−−;
帰ろうかとマジで思いましたが、天気予報を聞いていると昨日と同じ調子で
「全国的な行楽日和となりそうです」などとのたまっています。
ちょっとまて。かなり降ってるぞ。んでもって、もンのすごい雲が厚いぞ。
それでもここまできたら天気予報を信じるしかない、そうおもって一日動き
ましたが、行楽日和とやらはどこへやら。晴れたのは午後の短時間だけでした。
まぁ、結果的には雨天が幸いいして面白い発見もできたのですが、それにしても…

<1>ハチ高原周辺〜豊岡

  
というわけで、朝一は小雨になるのを待って、カシワの木(左)でゼフの卵探しに挑戦!
密かにゼフの採卵は初挑戦。そんなに難しくないのかなぁと思ってましたが、
実際やってみるとコツがわかってないので四苦八苦。結構時間を使って、
ようやくハヤシミドリシジミの卵(右)が1つだけ見つかっただけでした。
その後は近くのミズナラなんかも探しましたが、こちらはまったくもって空振り…

  
しかたないので、場所を替えようと移動し始めると、またちょっと雨がパラつきます。
雨がやむまでどうしよう…そうだ、久しぶりに川で水生昆虫でも探そう。そう思って
川原に行くと、サクラタデ(左)が咲いてたり、見事に色づいたタコノアシ(右)があったり。

  
  うろうろしてると、なんとミズアオイ(左)までありました。こんな場所にもあるのね♪
まだ雨粒のついているアキアカネ(右)もいたりしました。

  
さて、小雨のぱらつく中、ちょっと川の中でがさがさ遊んで見ますが、お目当てのヤゴは
大したものがとれず、大きなオイカワ(左)が捕れたり、大小様々なカマツカ(右)が捕れたり…

  
大きくて美味そうなスミウキゴリ(左)も何匹も捕れました。さすがにこれはリリース。
嬉しかったのは、久しぶりにニズナガニゴイ(右)が何匹か捕れたこと。

  
大きなタモロコ(左)が捕れたのも嬉しい成果。なにげに最近捕れないんですよ。
もちろん、カワヨシノボリ(右)も婚姻色の出たような固体がたくさん捕れました。

  
そうこうするうちに、雨も上がったので移動する途中で、水田地帯を通過すると、
カルガモの群れ(左)がいたり、オナナガモ(右)がいたりします。

  
よくよくみると、あちこちにタゲリ(左)がいたりしました。コウノトリ(右)も
1羽、ドジョウを捕らえていたりします。じっくり見たら面白いかも…と思いつつ、
とりあえず本来の目的地へ移動しましたが、あとで大珍鳥が出ていたと知って猛烈に後悔(T_T)

  
さて、実は今回の狙いは恐れ多くもまだ見ぬ某ゼフ。というわけで、ウラジロガシ(左)の
木に登りますが、さすがにそうそう簡単には見つかりません。かなり高い位置まで登った
のですが、成果皆無のまま、また強い雨が降ってきたのでギブアップ。
こんな梢で雨で足を滑らせたりしたらシャレんなりませんし…
諦めて移動し始めると、見事に実のついたノブドウ(右)を発見。

  
咲き残りのオトコエシ(左)もありました。なんか極小サイズでカワイイ♪
リュウノウギク(右)もありましたが、この場所だとワカサハマギクと判別に困るなぁ。

  
メチャクチャ嬉しい出会いもありました。完熟状態のムベの実(右)です。
さっそくナイフで割って(右)みると、ムフフフ、こうですものタマリません。
自然の恵みの美味なるデザート、ありがたくいただくことにしたのでした(^o^)

  
雨が収まるまで別の川で魚取りでもするか、ということで移動を始めると、道端に
ヒヨドリジョウゴ(左)やら、ハダカホオズキ(右)やら、魅惑的な赤い見を次々発見。

  
さっそく、面白そうなポイントをみつけてがさがさやってみると、ここがかなり面白い
環境で、あっというまにかなりの成果をGETできました。
渓流のイメージの強いヘビトンボ(左)と、汽水のイメージの強いミミズハゼ(右)が
同時にとれるなんて、なかなか面白い場所でしょ?これはいい場所見っけ♪

  
感激したのは、なにげに初GETになるゴクラクハゼ(左)。いやぁ、キレイだわ♪
シマヨシノボリ(右)もかなりご立派な個体がたくさん捕れました。

  
そして!
なんと、密かに期待していたアユカケ(左)も1匹だけGET!
回遊型のカジカ(右)もたくさんいて、次々と捕まえることができました。もう大興奮!

  
ビックリしたのは、淵を横切った巨大な魚影。思わず「食われる!」と叫んでみたり(^^;
よくみると、その魚影の主はサケなのでした。そうえいえばこのあたりは遡上するんだなぁ。
感嘆しつつ淵の方をよく見ると、そこにサケらしき影(右)を発見。動かないのでそ〜っと
持ち上げると、それは産卵を終えて力尽きた個体(右)だったでした。合掌。

  
大満足して移動し始めると、道端にハッカ(左)が咲いてました。そして、海沿いの道を
行くと、あちこちにワカサハマギク(右)の大群落があります。いやぁ、見事ですね♪


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