北陸の海岸で〜空振連続コンボ〜07.9/24

<2>石川・甘田海岸 続き

  
さて。本題をすっかり飛ばしておりました。この日の狙いはハンミョウ。かなり気合を入れて
探しましたが、見つかったのは、すべてこちらのハラビロハンミョウでした。

本来の狙いは昨年フられたイカリモンハンミョウ。
昨年はハラビロハンミョウに気をとられすぎていたけど、イカリモンはもっとずっと波打ち際らしい。
そして、九州では10月末までいるらしい。この2つの情報をGETして意気揚々としてましたが、
実際に現地に行くと、波打ち際までミッチリとハラビロハンミョウだらけ。むむむ…
この謎は来年、真夏に来訪して解決するしかないようです。…首を洗って待ってたまえ(>_<)

  
ウロウロすると、かなり赤っぽい個体(左)もけっこういることを発見。よくよく見ると、
一匹だけ、頭部がかなり赤い個体(右)もいました。バリエーションは豊かだなぁ…

  
さらに面白い発見は続きます。生まれて初めて生きてるのを見つけた、キンセンガニ(左)。
相変わらずムダにカラフルで感激しましたが、もっとビックリしたのは、こいつの潜るスピード。
オールのような足を駆使して、潜り始めた(右)と思ったら、全身隠れるまで1秒でした!

  
最後にオカヒジキ(左)を見たり、ハマニガナ(右)の花に歓声あげたりして、この日の
浜辺探索は終了。いやぁ、面白かった。本命はどこにもいなかったけど…

<3>氷見市周辺

  
さて、ここらでちょっと足を伸ばして、氷見市の乱橋池へ。って、ここ富山県なのね(^^;
歩き始めると、オオウラギンスジヒョウモン(左)多数。アップでは撮れませんでしたが、こんな
低標高地なのに、ウラギンヒョウモン(右)が結構いたのも驚きでした。サトウラギンってやつですか?

  
珍しく葉上を闊歩してるフクラスズメの幼虫(左)を見たりしつつ、歩き始めると、
さっそくアオイトトンボ(右)がやたらとたくさん出現して嬉しくなります。

  
オオニガナ(左)も数株だけ発見。もちろんまだ花芽でしたが、ちょいビックリ。
そして、ここでもシロバナカモメヅル(右)を見つけたりしました。あるトコにはあるのね〜。

  
サルトリイバラをモシャモシャ食べてるルリタテハの幼虫(左)なんか見てると、
林縁にツルリンドウ(右)を発見。もうそんな季節なんだなと実感してみたり。

  
うツヅレサセコオロギ(左)やら、ウスイロササキリ(右)やら、かわいい
鳴く虫もたくさんいて嬉しくなります。そういえば、コオロギ系にも挑戦したいんですが、
見つけるのがヘタなので挑戦できてないんですよね〜。また企まなきゃ☆

  
うれしいことに、ミズアオイの群落(左)もありました。喜び勇みながら
撮影してると、アオイトトンボ(右)が飛んでいて、花に産卵開始。うぉっ、ここでか!

  
んで、肝心のトンボはというと、オオルリボシヤンマ(左)が何箇所かで飛んでましたが、
全然止まらない+曇天なので、これが唯一視界に入っていた写真というテイタラク。
慰めるようにマイコアカネ(右)が出てきてくれたりもしましたが、その他の期待してたような
種類はまったくダメで、半べそかきつつ、撤収することに…

  
うろうろしてると、「氷見市海浜植物園」という不思議な施設を発見。
なにげなくフラフラっとはいってみると、初手から出迎えてくれたのはイタセンパラ(左)。
館内にはかなりの種類の海浜植物が集めてあって感激しました。まずは、ハマオミナエシ(右)。

  
ホタルサイコ(左)や、ミシマサイコ(右)もあって感激。ちなみに、ミシマサイコは
海辺にもありますが、ホタルサイコはなんでここに展示してあったんだろう?

  
曇天だったのでしおれてましたが、グンバイヒルガオ(左)もありました。
オオハマグルマ(右)とか、マニアックな種類も結構あったり、面白い場所です。

  
ダンギク(左)もあって、ちょうどいい感じに咲き始めていました。結構驚いたのは、
予想外に満開だったナミキソウ(右)。真夏の花だと思ってたけどまだ咲いてるんだ。
その他、かなりの種類のマニアックな花を楽しめました。これはこれで面白い施設ですねぇ。

  
大満足して外に出て、周辺を散策すると、道端のミカン類にナミアゲハ(左)多数。
いきなりゴマダラチョウ(右)が目の前に止まって、かなりビックリしたりもしました。

  
最後に、目星をつけていたもう一箇所の溜池まで足を伸ばしましたが、道に迷ってしまい、
到着した頃には日が沈みかけててオジャン。一瞬コバネアオイトかと思いそうな雰囲気の
アオイトトンボ(左)がいたのと、サワギキョウ(右)が満開だったのが面白かったけど、
あとは歩いてたらオオスズメバチの巣が横にあって死ぬかと思ったコトくらいかな(笑
というわけで、最後まで中途半端な〆となったのでした。

というわけで、本命は全空振りでしたが、オマケの多い面白い一日でした。
自然度の高い砂浜の波打ち際というのは、いろいろと生きものがいて面白いですね〜♪
あの海岸は、来年は直射日光で蒸発しそうな真夏の時期に再挑戦したいと思ってます☆
三度目の正直、なるか? …これまでの展開だと期待薄ですけど(^^;
富山の溜池地帯や海浜植物園なんかもまた時期を変えて再挑戦したいものです。
そんなこと思いつつ、帰路に着いたのですが、高速道路代を浮かそうと途中まで下道を
通ってたらものすごい時間がかかって、自宅着がなんとAM3時になって大笑い!
こんなことばかりやってるから、疲れがヌけないんですよね。ちょっと反省(−−;


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