酷暑の6連休D〜薬師岳→薬師沢〜07.8/15

<3>薬師岳→薬師沢 続き

  
沢沿いは、嘘臭さが大好きなチョウジギク(左)が咲いていたり、フキユキノシタ(右)が
あったり、次々と面白い花が出現して大興奮。今日は時間に余裕があるしじっくり観察です。

  
花はとっくに終わっていましたが、ヒメイチゲらしき株(左)も発見。花も見てみたいなぁ。
林の縁には、ギンリョウソウの小群落(右)も見つけることができました。

  
そうこうするうちに、あっけなく到着しました。薬師沢小屋(左)です。荷物を置いて、
さっそく沢沿いを探索しようと歩き出すと、ミヤまダイモンジソウ(右)の大群落に遭遇。

  
マルバダケブキ(左)もそこら中に大群落になって咲き誇っており、いい感じでした。
林縁には面白い雰囲気のオオバノヨツバムグラ(右)も咲いていました。

  
岩場では、ここでもかわいらしいコフタバラン(左)を発見。さらによくみると、
コイチヨウラン(右)も何株もまとまって見つかりました。

  
そして、こちらも期待していた久し振りの出会い。ミヤマタムラソウ(左)です。
近くにはトモエシオガマ(右)もあったりして、このあたりはやっぱり面白いですね。

  
さらにうろうろしていると、ベニヒカゲ登場。この旅で唯一、開翅してくれる個体でした
喜び勇んで撮ろうとしましたが、こんな時に限って沢沿いに強い風が吹きぬけ、
強烈な木漏れ日もあって、四苦八苦したのにまともなのはこの2枚だけ。
風のせいではみ出してたり、木漏れ日で半身真っ白にトんでたりは数十枚撮れましたが(ToT)

  
これもひさしぶりのヒロハツリバナの実(左)をみたり、岩壁からいい感じで垂れている
ハクサンオミナエシ(右)を見たりしながら沢沿いをさらにうろうろします。

  
反則といいたくなるほど色鮮やかなエメラルドグリーンに染まる淵(左)を
見ていると、手近をふわっと動く影。ニッコウイワナ(右)がすぐそばを泳いでくれたのでした。

  
岩場のクガイソウをみていると、マルハナバチ類(左)が一心不乱に吸蜜してました。
コマルハナバチかな?イワオウギ(右)も見事な群落を見ることができました。

  
1株だけでしたが、タカネナデシコ(左)も発見。林の縁には、数株だけでしたが、
まだ花のついているズダヤクシュ(右)も見ることができました。

  
さらにウロウロすると、大きな淵をすぅっとおよぐニッコウイワナ(左)を発見。
しばらくじっと見てると、水面の餌をとった直後(右)という面白い写真も撮影成功♪

  
じっと粘ると、かなりの近距離(左)からも撮れました。よくみると、ちょっと口の部分が
おかしい雰囲気なのかな?面白かったのは右の写真。しゃったースピードを間違えたんですが、
なんか水中撮影したかのような雰囲気になってますよね。ラッキーな失敗かな?

  
さらにうろうろしますが、沢沿いには、ミドリヒョウモン(左)やヒメキマダラヒカゲ(右)
は出現すれども、他の面白そうな蝶とかは皆無でした。密かにゼフを期待してましたが、
この場所は落葉樹はほとんどないんですね。それじゃぁムリだよな。

  
オオカニコウモリ(左)もかなりの大群落になっている場所がありました。
オオバミゾホオズキ(右)もパラパラと咲いていたりします。
そうこうするうちにタイムアップ。グゥ〜となる腹を押さえつつ宿へ戻ることに。

  
食事までの時間、宿の前でしばらく見ていると、なんと対岸で子育て中のキセキレイ(左)を
発見。ちょっと距離があり大きくは撮れませんでしたが、餌を運ぶ親の姿はけなげでした。
そして驚いたのは、4年前と同じ場所に同じようにあった白花のミヤマトリカブト(右)。
だいぶ久し振りのつもりが、大した時間じゃなかったんだなぁと実感した瞬間でした。

というわけで、楽しい一日でした。なにはともあれ、予想以上の高山蝶2連発!
高山植物もアレコレ成果一杯で、ライチョウも至近距離、もうウハウハで
本当に楽しい一日でした。いやぁ、あれこれ挑戦はしてみるモンですね(^o^)
ドタバタ忙しく走り回っていた友人も、夕食後には一段落したらしく
しばらくコーヒー呑みつつ、近況報告や山談義に花を咲かせることもできました。
そんなに長話もしないうちに、小屋の消灯時間になったのが残念でしたが、
Yさん、相も変わらずエネルギー満点の元気さで、なによりです♪
でも、山に入る時に、どこかの小屋に友人がいてくれると、なんとなく最終目標が
定まっていいですよね。そうでないとあてもなく放浪しちゃいそうだし(笑
来年もどこかの小屋に入るのなら、多分フラフラ遊びに行くんでヨロシクっす☆


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