信州台風見物の旅A〜意外な展開〜07.7/15

この日は、信州突撃旅、第2日。そして、台風激突予定日でもあります(笑)
さすがにこのばかりはどうしようもないだろう、そう思って半ば諦めてたりもしたのですが、
朝目覚めてみると、真剣な顔でニュースを睨んでいたO氏が自信満々に一言、
「これは昼から雨は上がるよ」
そういわれて気象予報図をみると、なるほど台風が梅雨雲を蹴散らしながら
近づいているように見え、台風が通過した場所は雲が全くないように見えます。
こ、これはいけるかもしんない☆
そうなるってと、山の方はまだしばらくは雲がのこるだろうから、山麓だぁ!
ということで、大慌てで荷物を準備して、O氏のご存知の面白そうなポイントを
かたっぱしからまわってみることに。さて、台風一過はくるのでしょうか?

<1>八ヶ岳山麓周辺

  
まず最初にご案内いただいたのは、面白そうなため池のある場所。近くの草地を
歩くと、シオデ(左)が花盛りだったり、オニヤンマの羽化殻(右)があったりします。
そして、歩き始めてすぐ、雨はほとんど上がったんです。これは期待できそうだ!

  
のんびり翅を開いているイチモンジセセリ(左)なんぞ見てると、草地にはジャノメチョウ(右)
がやたらめったら多数いて、素敵なポーズを披露してくれました。これは♀かな?

  
ちょっと水滴まみれですが、色合の鮮やかなヒメギス(左)も登場。
近くにはヒグラシ(右)もいたりしました。もうそんな季節なんだなぁと実感したり。

  
池にはコフキトンボ(左)が多数。そして、なんか小さなアメンボ類(右)も
たくさんいました。これって、ヤスマツアメンボとかに似てますが?

  
早くもユウガギク(左)が咲いている辺りでは、熱心に吸蜜中のジャノメチョウ(右)
を発見。これは地色が濃くてスマートだから♂なのでしょう。地味ですが美しいですね☆

  
林の縁には、エゾゼミの羽化殻(左)を発見。O氏はこれは新鮮だぞ、といいつつ
まわりを見渡して、すぐに成虫(右)も発見。羽化するのか、台風が来ていた朝でも。

  
イヌゴマ(左)がたくさん咲き誇っている草地を眺めると、ハラビロトンボ(右)を発見。
ちなみに狙っていた某トンボはというと、こちらは結局見ることができませんでした。

  
道端には、キマダラセセリ(左)も全開に翅をひろげて日光浴中。草地の中には、
アオカナブンが交尾(右)していたりしました。どちらも色鮮やかですねぇ。

  
こちらもなかなか色っぽい配色のツマグロイナゴモドキ(左)もいました。
面白かったのは、ツリフネソウにできていた派手な虫こぶ(右)。遠慮がないなぁ、キミ。

  
お次に来訪したのは、O氏の別荘周辺。
いくつか魅惑的な蝶の話を聞いていたので、かなり意気込みつつ歩くと、さっそく
出現したのは、密かに人生初の出会いである、ハネナシコロギス。う〜ん触角長いなぁ。

  
すっかり花は終わっていましたが、オニノヤガラ(左)もありましたし、道端にはかわいい
ウスバカゲロウ(右)もいましたが、狙いの蝶はなかなか出現しません。ありゃぁ?

  
それでもうろつくと、キイロクチキムシ(左)やら、立派なアオツノカメムシ(右)やら
面白そうな出会いが続いていい感じ。いい場所に別荘持ってて羨ましいなぁ〜。

  
リンゴカミキリ類(左)もいました。これは触角が短いから、ニセリンゴカミキリかな?
モモブトスカシバ(右)も見つかったりして、興奮度はさらに上がっていきます。
このあと、畑をのぞくと、なんとキツネが走って逃げたりする一幕もありましたが、
O氏ともどもカメラを構えるチャンスもなかったので、散々悔しがったり…

  
真っ白なヒメシロコブゾウムシ(左)なんか見いていると、近くに面白そうな影。
久し振りのタテジマカミキリ(右)なのでした。しかし髭が長すぎてうまく撮れない(^_^;

  
ふわっとシータテハ(左)が飛んでくれたりもしましたが、全然近づけずに無念。
近くにはキアシヒバリモドキ(右)がいたので、ドアップ撮影に挑戦してみました。

  
さらに練り歩きまわると、オオバノトンボソウ(左)があったり、ちょいこぶりですが
スジクワガタ(右)がいたりしましたが、結局目的の蝶は全く姿を現さず、時期が早いのか
天候が問題なのかと悩みつつ、涙を呑んで諦めたのでした。来年こそはきっと!


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