下見な一日〜晴れ女の威力スゴし〜07.6/9

この日は、愚妹が友人を連れて帰省していたため、お昼は運転手として借り出され
遠出の出来ない一日。それでも前後の時間はもぎ取ったので、来週遊びに来る予定の
友人を案内するため、数箇所の下見にまわってきたりと、そんな一日でした。
とりあえず、ご存知の通り、この日は天気予報が「野外趣味の方は一日寝とこうね」と
言わんばかりのな素敵な予報を宣告していたので完全に諦めていたのですが、
この日遊びに来ていた妹の友人は、かなりの晴れ女という前評判。
そして、その威力のすざまじさに、心底感嘆しきった一日でもありました。
その極意を、この哀れな雨オトコにも教えていただきたいものです…

<1>東播磨某所

  
前の日の夜中から天が割れたような豪雨だったわけですが、なんとなくオトコの勘で
翌朝は雨の切れ間があると思ったので早起きすると、予想通りに高曇り。さっそく
東播磨某所に突撃して、前夜の深酒でガンガンする頭を抑えつつ散策を開始☆
そこら中にヘラバヒメジョオン(左)が咲き、上空をケリ(右)が飛び交ったりします。

  
湿地を歩き始めると、ハラビロトンボが次々と出現したので、♀(左)、♂(右)とも
とりあえず撮影。でも、期待していた他のトンボ類はあまり見かけませんでした。

  
比較的見られたのは、未熟なアオイトトンボ(左)ばかり。諦めて、
水路沿いを歩いていると、オオアメンボ(右)がフワフワと泳いでいたりしました。

  
ウメモドキ(左)もちょっとだけ咲き始めた程度の雰囲気。そのあたりで頑張ってキマルリを
探してみますが、全然空振り。ウラギンスジヒョウモン(右)は出現してくれましたが…

  
イヌツゲ(右)はメチャクチャに満開に咲いていました。ここまでくると地味じゃないね。
近くには、一瞬コバネアオ?と思うような雰囲気のアオイトトンボ類(右)がいましたが、
調べてみるとこいつもアオイトトンボだったようです。どこにいるのかなぁ……

  
不思議な形のカモノハシ(左)は今年も満開。ヤマアカガエル(右)も出現しましたが、
まぁ雨上がりで寒いからなんでしょうが、とことんなにもいないんです。しくじったかな?

  
そうこうするうちに、ようやくオオチャバネセセリ(左)が出現。
ヒメウラナミジャノメ(右)も次々と舞い始め、べったりと全開翅を見せてくれました。

  
かわいいヤホシホソマダラ(左)なんか見ていると、ちょろちょろと動く影。
ようやく登場してくれたヒメヒカゲ(右)なのでした。ちょっと安心。
でも、例年多いこの場所で、この1個体だけしか出現しなかったのは何故?まだ早い?

  
そして、感激の再開もありました。数年ぶりに会ったこのハエです。
どうですか?このこれでもかというピカピカの金メッキ色。安モンのアクセサリーの質感。
どうも湿地性らしんですが、名前が分かりません。キンメッキバエ?誰か教えてください。
#ルリハナアブというそうです。名前と印象が違いすぎるぞJAROに訴えたる!

  
トウカイコモウセンゴケ(左)も花をつけ始めていましたし、テンツキ系の花(右)も
不思議な花を咲かせていました。名前はわからないけど、うん、ネズミ花火系ですね。

  
キマルリは全然見つからないので諦めて帰りかけると、いきなり雲が切れて晴れ間が出ました。
そのとたん、そこらからウラギンスジヒョウモンが飛び出してバカバカと開翅☆

  
近くには、ホソバヨツバムグラ?(左)が咲いてたり、クマヤナギ(右)が若い実をつけていたり
していました。しかし、晴れ間はすぐに終わり、再び雲が分厚くなってきます。

  
なんだかグッとくるくらい芸術的な模様のガ(左)を見たり、スダジイ(右)の花を見たり
しているうちに、なんかグングンと黒い雲が。こりゃヤバそう。そう思って車に戻って
すぐに、天も避けよとばかりの大豪雨+雷鳴が襲来。大慌てで逃げ出したのでした。
#"ホソオビアシブトクチバ"だそうです。やっぱり蛾の名前は難し〜!

<2>たつの市〜宍粟市

  
地元に戻ると、なんと雲が消えて、けっこうな好天になっていました。恐るべし、晴れ女。
というわけで、ちょうどいいと別の下見を始めると、ヒオドシチョウの蛹(左)を
見つけたり、ヤブムラサキ(右)の小さな花がさいていたりと面白い出会いが続きます。

  
満開のアレチハナガサ(左)をなんか見てると、暑くなるくらいの日差しになって、
こちらも満開だったウツギにはイチモンジセセリ(右)をはじめとする蝶が次々と来訪。

  
そして、友人の一番の希望であるグンバイトンボも、♀(左)、♂(右)とも
多数見つかりました。この辺りではごく普通に見られるこのトンボも、関東辺りのトンボ屋
にはもう雲上人級の憧れの的なんだから面白い。Oさん、安心して見に来てくださ〜い♪


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