GWハンパ紀行A〜天中殺な厄日〜07.4/29

この日は、なんとも天中殺な一日でした。神様になにを恨まれるようなことをしたんだか。
まず、思いつきだけで行き先を変更したのがいけなかったのかもしれません。本来は但馬で
じっくりとスギルリでも狙うか、という予定だったんですが、思いがけず前日に撮れたんで、
ふと思いついて広島・岡山方面で、いくつか気になっていたものを調べよう、と決めたんです。
しかし、最初に来訪した帝釈峡ではイマイチ成果なく、午後から気合を入れて岡山で数箇所、
なんて思ったら、なにげなく立ち寄った場所でなんとデジスコを置き引きされるという事態に。
大慌てで警察呼んだり、GW中の他所への予定もありますから、機材の調達にあちらこちら
走り回ったりしているうちにすっかり一日がつぶれてしまうハメになりました。
そして、最後には事故までついてくるという徹底的な天中殺ぶりでもう泣くしかありません。
星座でも風水でも四柱推命でもなんでもいいです、だれか運勢をみてやってください(ToT)

<1>帝釈峡周辺

  
懲りずに今年もやってきた帝釈峡。この時期はお初かな?と思いつつ歩き始めると、
イロハモミジ(左)や、オオモミジ?(右)など可愛らしいモミジ類が咲いていました。

  
木蔭にはタカハシテンナンショウ(左)がいくらでもありました。そして、今年も
オオアミガサタケ(右)があったのでちょっと嬉しくなってみたり。一度食べてみたいんなァ。

  
大満開のフタバアオイ(左)に見惚れていると、なんか面白そうなキジムシロ系の花(右)を
発見。ミツバツチグリっぽい形ですが雰囲気がどうにも違う…テリハキンバイとかかな?

  
このあたりのヤマルリソウ(左)はいずれも非常に花色が濃くてきれいでした。
そして、こちらも見事な色合いのホタルカズラ(右)もたくさん発見。

  
ケヤマウツボ(左)はさすがにほとんど終わりかけでしたが、今回は面白い発見をしました。
根元のところに面白い形の芽(右)があるんですね。これは来年の花芽になるのかな?

  
バイカイカリソウ(左)はやたらと多くてどこにでもありました。じっくり撮影してると、
すぐ近くにはヤブキリの弱齢幼虫(右)が佇んでいたりして。まぁ、まだ肌寒かったモンね。

  
歩くほどに、今回の目的その@を発見。タイシャククロウメモドキ(左)です。残念ながら、
1株しか見つけれず、花はありませんでした。もちろん、期待していた某珍蝶の幼虫もNULL。
そのかわり、近くでは思いがけず、イワシデ(右)に会うことが出来ました。

  
崖からぶらりとぶら下がったトリガタハンショウヅル(左)に感激したり、
そこここに咲き乱れるスズシロソウ(右)に見惚れたり、なかなか歩みは早まりませぬ。

  
羽化直後らしきミヤマカワトンボ(左)もふらりと出現。旧オオカワトンボだとのことです
その他に、サナエトンボ系も飛び交っていましたが、こちらは撮影チャンスは皆無でした。
そして、嬉しかったのは、今にも咲きそうな大きなヤマシャクヤク(右)のつぼみ♪

  
意外な場所でイブキスミレ(左)にも会えましたが、ちょっと盛りはすぎてるようでした。
逆に、オニヒョウタンボク(右)は今がピークのご様子で、かなりお見事。う〜ん、ステキ。

  
ヒトリシズカ(左)を順繰りにみていくと、少し花穂の長い株(右)があったので大興奮しましたが、
これもヒトリシズカだったようす。実はここ3年越しでキビヒトリシズカを探してるんですが、
帝釈峡にはあるはずなのに未だに出会えません。上帝釈の方にあるのかなぁ?

  
ラショウモンカズラ(左)はかなり大満開に咲き誇っていました。そして、かなりビビった
のは、まだ少し咲き残ったカタクリ(右)があったこと。まさかこの時期に見ることが出来るなんて…

  
フウロケマン(左)や、ハナネコノメ(右)なんかもありましたが、それぞれ
あまり花数が多くなかったし、しかも暗い場所にあるのでなかなかうまく撮れません。

  
コンロンソウ(左)は今を盛りと咲き誇り、川辺を見事に彩っていました。
近くでは、オトメスミレ(右)も発見。この手の白花系スミレは清楚でステキですよねぇ。

  
まだあるとは期待してなかったタカオスミレ(左)も一株だけまだ咲いていました。
近くには白花系のスミレ(右)の群落がありましたが……シロバナオオタチツボスミレかな?

   
渓流沿いを歩いていると、ミヤマカワトンボ(左)や、ニシカワトンボ(右)が舞い上がります。
あ、ニシカワトンボはアサヒナカワトンボって名前になったんですっけ、ややこしいなァ。
#いずれも旧オオカワトンボ、現在の"ニホンカワトンボ"らしいとのご指摘を頂きました(^^;


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