大阪鳥巡り〜浪花ヨイトコ節〜07.3/3

この日は、久々にじっくりのんびり大阪巡り。ここんとこ、遠出に血道を上げすぎたので
ちょっとばかり反省したのもあり、また夜には久々に地元で同級生呑みもあるので、
たまには近場の面白そうなあたりををじっくり攻めようという算段です。
そもそも、今年は鳥屋の業界では「関西が熱い!」と噂されるほど、面白い珍鳥が
いくつも滞在中。彼らが飛去する前にもちっとじっくり見とかなきゃソンですものネ。
今のうちに巡らなきゃ、きっと近々、また遠出熱が発症することでしょうし。
そんなこんなで、のんびりといいつつ欲張りな性格を帯びているので、この日も4箇所ほど
ぐるぐると回ってみましたが、それぞれの場所で意外なくらい面白い出会いが続き、
だいぶ充実した一日となりました。うん、こんな日もよいものじゃ(^-^)。

<1>大阪府某所・数箇所

  
まず最初に来たのは、今年関西で一番有名なあの鳥のポイント。
歩き始めると、ユキヤナギ(左)や、トサミズキ(右)が満開でちょっと嬉しくなります。

  
ヤブツバキ(左)も色鮮やかに咲き誇っており、ポイントの近くには八重咲きのウメ(右)も超満開。
「この枝に止まってくれないかなぁ」という夢のあるセリフを今回何度聞いたことか(笑

  
聞くといつものポイントには彼はまだ出現していないとのことで、マジメな鳥屋さんは
じっとポイント前で待っていらっしゃるのですが、短気な私はさっさと周辺をウロウロ。
すると地面でのんびり採餌中のカワラヒワ(左)を発見。ちょっと面白かったのは、
ムクドリ(右)を見つける度にドキッとしてしまう自分。鹿児島での習性が抜けないようです。
ここには、間違いなくバラムクはいないっちゅうのに(^_^;

  
んで、鳥屋さんがたくさん集まっているポイントの裏手を歩くと、そこに、
ごく普通にウロチョロしていました。キガシラシトド君。
地面を盛んにつつきまわし、しばらく見てると、白い蛾を捕らえ(右)たりもしました。
しかし、鳥屋集団と彼の距離は10m弱。最近よく感じるんですが、情報をもらったポイントで
ネバるのもいいけど、自力でそのまわりを探してみようとしない鳥屋さん、多いんですよね。
まわりをウロウロすると他の発見もあるし、絶対そっちがオススメだと思うんですよ(^_^;

  
しばらく見てると、プイと枝に飛び移り(左)、しばらくみているとすぐ頭上の枝に
止まって(右)くれましたが、う〜ん、ここだと逆光で真っ黒なんだよキミ。
そうこうするうちに、彼は再度プイと飛んで、ヒラリと鳥屋さん集団の目の前に!

  
私も大慌てでそちらに移動して、隙間からバシバシ激写。しかし、雲が広がっていて暗い&
ウロチョロ動くので、デジスコのISOを上げても(最近この技を知りました)、ブレブレの山積み。
けっこう近い距離をしばらくウロウロしてくれたんですけどね……

  
やがて彼が再度プイとどこかに飛び去ったので、私はもう一度まわりをうろうろして、
のんびりふくれてるキジバト(左)や、葦原をうろついてるシジュウカラ(右)なんかを撮影。

  
アオジ(左)はこの日もたくさんいましたが、慌てたらピンぼけになりました。
シロハラ(右)もけっこうたくさんいて、あちこちでツグミと喧嘩をしていたり。

  
なんかえらく無愛想な顔のヒヨドリ(左)や、チョロチョロと動き回るカワラヒワ(右)なんかを
見ながら、キガシラ君を探しますが、今回はなかなか見つかりません。ヤブの中に潜るのかな?

  
やがて、ちょっと奥まったあたりキガシラ君を発見。距離あるなぁとブツクサ言いながら
撮影していると、同情してくれたのか、ちょっとずつ近くに来てくれました。

  
しかし、この頃には晴れてきたというのに、出るのは常に生垣の影。それも、なんか
ゴチャゴチャ入り組んでるところを跳ね回るので、なんかロクな写真が撮れません。
もうちょっと日のあたる方に出てこいよ、そう言ってるうちに彼は再度プイと飛び去り、
なにが気に食わなかったのか、それっきりしばらく姿を現しませんでした。

  
しかたないので、もう一度ウロウロしながら探していると、今度はかわりに
アトリが出現。すっかり夏羽になりつつある♂なので、こちらもバシバシと激写☆

  
池の縁にあるシダレヤナギ(左)はすっかり花芽がふくらんでもうすぐ咲きそうでした。
池の近くをうろつくと、バン(右)がのんびりたたずんでいました。

  
なにかを必死で狙っているダイサギ(左)を見て、まだ若くて全体に灰色味の強い
アオサギ若鳥(右)を見て、一瞬カナダヅル?とか思った自分にビックリしつつ、うろうろ
しますが、キガシラ君は一向に戻ってこないので、諦めて次のポイントへ動くことにしました。

  
お次のポイントに到着すると、メタセコイヤ(左)が不思議な花穂をぶらさげていました。
池に到着すると、なんかユリカモメの大群(右)が飛び交っていて、さっそくの活気に
なにか面白いものがいそうだな、と勝手な期待が膨らんだりもします。


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