ビバ珍鳥三昧〜鳥屋観を楽しむ旅〜07.1/20

この日は、直前に某所から流れてきた超ド級の珍鳥を見るために、大阪某所へ。
朝一が狙い目と聞いたので、いつも通りに前夜から現地に着いて車中泊したのに、
日頃の疲れか、すっかり寝過ごしてしまって目覚めると7時過ぎ。大慌てで現地に
着くと、すでに黒山の人だかり。そして知人も数名。見知った顔もチラホラ。
さすがは超ド級の珍鳥、Mさんの表現を借りると「全国の最右翼の追っかけ屋が集合」
している状態だったとのことで、珍鳥以上に、「珍鳥屋」観察が楽しいことったら!
その後、同じ場所に駆けつけていた「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさんと
ご一緒に、大阪の珍鳥巡りをして、いずれの場所もみごと大成果。それぞれの
場所で珍鳥屋さんも堪能できて、たっぷり充実した一日だったのでした☆

<1>大阪府各所(場所はマル秘)

  
というわけで、上記の通り、寝坊して慌てつつ、道中でシロハラ(左)やアオサギ(右)なんぞ
みながら現地に着くと、すでに30人以上の人がずらりと並んでいてビックリ。
「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさん、「うっかりかさごのウッカリ日記」のうっかりかさご氏
もいらっしゃってたので挨拶して、しばらく目的の鳥を探しながら、まわりの珍鳥屋さんの
すごい会話を聴いて楽しんでいました。いやぁ、ディープな情報が飛び交ってるし。

ちなみに同地にて、5年前に小笠原に行った時、航路で鳥のレクチャーをしてくれた方を
お見かけしたので仰天しました。挨拶し損ねてしまったのですが、もしもこのHPを
ご覧になってたら、あの時、ははじま丸の上でオオシロハラミズナギドリを見損ねたヤツ、
といったらでわかるでしょうか。その節は大変お世話になりまして…


さてさて、待つほどに、突然場がにぎやかになります。出たな!
件の鳥は、しばらくちょこまか動き回って皆を翻弄した後、しばらく手近な場所に
姿をみせてくれました。そう、これが今回の超ド級の珍品、キガシラシトドです。

  
かなり強い逆光だったので強めの補正をかけていますが、ノートリでこの距離で見れました。
キガシラシトドなんてご存知ない方が多いと思いますが、本来は北米にいる小鳥でして、
おそらく日本で数例目。本土できっちり見れるのはほとんど初じゃないかとのこと。
でも、このアオジとほぼ同じ大きさの地味な鳥が飛ぶごとに数十人の鳥屋+大砲付き三脚が
大慌てで右往左往する姿はなかなか客観的に見ていて滑稽で、一人ニンマリ。

  
日によっては10秒しか見れない程愛想が悪いとの噂なのに、この日は15分ばかり
愛想よく近くに来てくれたので、みなさん大興奮で、もう走る走る。
面白かったのは、鳥の動向ではなく、人の動向を見て動く人の方が多いんですよね。
だから、頭上の枝にとまってるのに気付かないで通り過ぎて行く人達も(笑
最後に垣根近くの木の上で、一声鳴いて彼が再び深い藪に戻っていった後、垣根の間から
同じような大砲持った人がいつまでもズラズラ出てくる光景には一人大爆笑しちゃいました。

  
大フィーバーが去ってもしばらく余韻に浸りつつ、幸運の再訪を期待しながらウロウロ。
カワウ(左)なんぞ眺めてると、突然オオタカ(右)が出現。あっという間にカラスに囲まれます。

  
カラスを気にして、上を向いたり(左)、なにを思ったかこっち向いたり(右)としばらく
楽しませてもらいましたが、またフイに飛び去って藪の中に消えました。

  
しばらくみていると、カイツブリが近くに出現して可愛いポーズを見せてくれますが、キガシラ君は
再度姿を表す様子もないのでギブアップ。ノゾピーさんと一緒に別ポイントへ移動しました。
ちなみに、この日ここに日没まで粘っていた人によると、4時過ぎにネグラに戻る姿が一瞬だけ
見れただけで、その間は全く見れなかったとのこと。今回の判断は正しかったわけですが、
そこまで粘り続けるとは、珍鳥屋さんの執念ってすごいなぁ。私にはムリです(^^;

  
さてさて、お次に来訪した公園では、歩き始めるなり至近距離にモズ(左)を発見。
遠くにアオギリの実(右)なんぞ見つつ歩いていくと、フイに大砲数台を発見。


その視線の先をみると、いました。これも憧れのコイカルです。
警戒心はそんなに強くないらしく、比較的近い距離で無心に採餌中。

  
よく見ると、イカル(左)の10羽ほどの群の中に、コイカル(右)が2羽という構図でした。
イカルもかわいいけど、コイカルはさらに色合いが素敵なので、ひたすらデジスコで乱写(笑

  
もしゃもしゃ食べていたのは、アキニレの実だったようです。
そぉっと近づいてズームしたら、超ドアップ(右)でも撮れました。木蔭だったので、
シャッタースピード8分の1秒とかで、けっこうブレブレなんですがご勘弁。

  
実はイカルも空抜けの写真しか持っていないので、こっちも頑張って激写しまくり。
しかし、ものすごいクチバシですね。噛まれたら泣き叫ぶくらい痛いだろうなぁ…

  
やがて、ふいに群ごと飛び去ったのですが、しばらくするとすぐ近くであっけなく再会。
まずはコイカルをじっくり見ると、今まで頭の黒色部の形で識別していたけど、
翼の先が白かったり、お腹が赤かったりする方が目立つということを発見。

  
イカルもじっくり観察。本当はヘンテコな形の風切羽の大ファンなので、
その形状がわかる写真を狙いましたが、大失敗。しかし、いい面構えだよなぁ(笑

  
やがて、また群が一気に消えたと思うと、そこにはモズが鎮座していました。
しばらく近くで愛想よく振る舞ってくれたので、コイカル達はなかなか姿を現さないまま…

  
待っている間にうろうろしていると、エナガ(左)の群が出現しましたが、慌てたら、
思いっきり尻尾がはみだしてしまいました。ルリビタキ(右)も目の前に出てくれましたが、
これもまたピンぼけ&構図もダメダメ…デジスコは慌てると難しいですねぇ。


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