空振りはフルスイングで〜三振の旅〜06.12/2

この日は、本当は悪友と一緒に、島根方面に突撃し、淡水魚方面に挑戦して、あれやこれや
乱獲の限りを尽くす予定でございました。今回は噂のイシドンコでも探しにいこうと張り切って
いましたが、直前になって友人から「仕事が終わらなそうだ」との連絡。私と違ってマジメな社会人
なので、それならばしょうがないと潔く諦め、といっても一人で魚捕りするのも悔しいので、
ここんところはんぱにフられてる鳥たちへのリベンジ旅と心を決めたような次第です。
しかし、今回も結論を先に言っとくと、もうみっごとなくらいのカラっぶり。
でも、ここまで力一杯ダメダメだとかえって諦めがつくものですね。
『空振りするならフルスイングで』……人生の重要な教訓かもしれませぬ(笑

<1>猪名川河畔某所

  
というわけで、3週連続でやってきましたこの公園。ヤツガシラのポイントに着くと
なんかちょっと前回と違う雰囲気。聞くと、当日付けの新聞に掲載されたらしいんです。
というわけで、次々に増える人ごみに疲れ近くをうろつくと、見事に紅葉したイチョウ(左)や、
まだ咲き残っていたイヌホオズキ(右)なんかを発見。

  
ヒマラヤスギが立派な実(左)をつけていたので、よくよくみると、花(右)も同時について
いました。パラパラついていて写真にはまとめにくかったのですが…

  
サザンカ(左)など見つつ、歩くと、そこここにムラサキツバメ幼虫の食跡(右)を発見。
それなら、と頑張って探しましたが、どこにも幼虫は見当たりませんでした。

  
さて、池をみてみると、真昼間からゴイサギ(左)がのうのうとひなたぼっこ中。
オカヨシガモ(右)もいますが、グングン泳いでデジスコではなんとも難儀。

  
イイ感じの場所にいるキジバト(左)なんぞ眺めていると、池の縁に隠れているツグミ(右)を発見。
それでは、最初のリベンジ目標、ハチジョウツグミをひたすら探しますが、全く空振り。
集まってる鳥屋さんもヤツガシラ目当てばかりで、ハチジョウ情報を聞いても上の空。

  
枝先に集まるスズメ(左)や、毛虫をくわえてるハクセキレイ(右)などを撮影しつつウロウロするも
ハチジョウツグミどころか、ツグミもほとんど見当たりません。
どうもこれは抜けたっぽいな、ということで涙を呑んでギブアップ(T_T)。

  
諦めて河畔の方に向かうと、道中ではヤブニッケイの色鮮やかな実(左)を発見。
ひだまりには、ヤマトシジミ(右)も何匹か飛び交っていました。

  
川には、この日もヒドリガモ×アメリカヒドリの雑種(左)が泳いでいました。
暖かいからか、そこここでアカミミガメ(右)も甲羅干し。のどかな一日です。

  
シロハラクイナのポイントに行くも、この日はだいぶサービスが悪くて藪から出ないとのこと。
しかたないので、咲き戻しらしいオオアワダチソウ(左)や、アレチウリ(右)などを撮影。

  
ホシアサガオ(左)は、ほとんど枯草状なのにまだしつこく花をつけていました。
さらにうろつくと、立派なトノサマバッタ(右)も出現。まだまだ元気なご様子でした。

  
待つほどに、ようやくシロハラクイナが出現。でも愛想なく、藪の影の暗いところばかり
すいすい動くので、デジスコだとダメダメな写真が数枚だけ。前回のほうが条件よかったかな。

  
ほんの数分でシロハラクイナが消えたので、再度待ってると、目の前の河原に突如、
イカルチドリ出現。なかなかイイ雰囲気の情景をアップで楽しむことが出来ました。

  
待てどもシロハラクイナは再来せず、あきらめて戻ると、陽だまりにはボロボロの
ベニシジミ(左)や、意外なほど新鮮なツマグロヒョウモン(右)などが出現。
まだまだ虫の方もシーズンオフとはいかないようで嬉しい限り。

  
センダンの実(左)など撮影しつつ戻ると、賑やかな声。これは出てるな、と戻ると、
公園に隣接する畑の中にヤツガシラが出現してました。しかし、これが障害物が多くて
まったくカメラが向けられない。右往左往する人々に混じってうろたえてると、突如スッと飛び立ち
手近かな枝に止まりましたが、ほんの数秒で遠くに飛び去りました。撮れたのはこの1枚のみ。

悔しいのでもう少し粘ろうとも思ったのですが、その頃には一面にわかに掻き曇り、
不思議に強い風も吹いてきて、どうにも空模様がキナ臭い。そして、やっぱり突然の大豪雨。
ちょっと待てヨ、天気予報は終日晴れだったぞ、コノヤロウ。
泣き喚きながら近くのコンビニまで突っ走り、ビニール傘と、自棄酒用のチューハイを
買い込んで次のポイントへ移動しました。我がおんぶおばけ、未だもって健在也。


次へ⇒

topへ⇒