突発的アチコチ探索〜誕生月休暇にて〜06.10/25

ワタクシの勤務してますトコロには、バースデー休暇というありがたき制度がありまして、
誕生月に1日の休暇が貰えちゃいます。ゼフの季節には、6月生まれだったらよかったのにと
毎年思うわけですが、そんな制度をこの日は有効活用して、狙い損ねていた近場を一気に
ドドンと飛び回ってしまいました。本当はそろそろ野鳥方面と思ってイソイソと計画していた
のですが、前回の米子水鳥公園で最後にデジスコ撮影したウラギクがあまりに中途半端過ぎて
悔しかったので、思わずそのリベンジからスタート。前夜にもうっかり力一杯遊んじゃったので、
鳴く虫→海浜植物→湿生植物→トンボ→野鳥と、なんだかえらくテンコ盛りな一日となりました。
いやはや、ありがたい制度のあるトコに勤めさせて頂いているものです☆

〜前哨戦〜

  
この日は久し振りの前哨戦から☆ 前夜、車を停めてメシを食らい、ついでに小用に
草むらに向かったとき、見慣れないカネタタキ類を偶然見つけてスイッチオン(笑
そのカネタタキはあっという間に姿を消しましたが、うろつくとホシササキリ(左)に続いて、
なんとヒロバネカンタン(右)がいきなり出現したんです。実は初見なので大感激。

  
確か識別点はおなかの色だったな、と思ってると、サービス精神が旺盛なのか、なんかえらく
不自然なポーズで腹面を披露(右)してくれました。神誓ってヤラセじゃないです。
そして、なんと鳴いてるヒロバネカンタン(右)なんてステキな写真もGET。

  
この日もメチャクチャ粘って、ようやく1匹だけマツムシ(左)を発見。ものすごくたくさん
鳴いていたんですけどね。そして、実は生涯初の、野生のスズムシ(右)も撮影に成功。
どちらも家の前にたくさん鳴いてるんですが…まぁ見つける才能がないってことかな。

<1>赤穂湾周辺

  
この日は目覚めてすぐに、ふらふら干潟を歩いてみると、さっそくトビハゼを
多数発見。あまり大きな個体はいなかったのですが、数は多いようでした。

  
ウミニナ?(左)やらカニ類も多数いて、網入れたら面白そうだなと思いながら、
ハマサジ群落(左)のある場所へ移動。けっこう希少種ですが、ここでは一面に見られます。
ただし、やっぱり今年も時期が遅すぎて、ほとんどの株は赤茶けた状態なのが残念!

  
でも、数株だけ花の付いている株(左)もあって、嬉しくなりました。
ドアップ(右)で見ると、黄色い小さな花がわかるでしょうか? 嗚呼、地味。

  
そして、期待のウラギクもわりとまとまった群落で見ることができました。
ヒョロヒョロと伸びてる花なのでなかなか上手く撮影できませんが、まぁ、目的達成☆

  
すっかり花の終わった株(左)もありましたが、これはこれで風情がありますね 。
近くにはヒトモトススキ(右)の群落もありました。

  
ハマゼリ(左)はすっかり実になっていましたが、淡いピンク色でなかなか艶やか。
大満足して陸へあがると、ノラニンジン(右)が一株だけ出迎えてくれました。

  
お次はちょっと北側の別の湾へ移動。すると、浜辺のマテバシイの葉裏にカゲロウ類の卵(左)
を発見。よくよくみると小さな小さな弱齢幼虫がまわりをうろついていました。

  
ハママツナ(左)もありましたが、まだ紅葉してる株は皆無でちょい残念。
近くには数株ですが、フクド(右)もありました。これ、フクドであってますよね?

  
アキノミチヤナギ(左)もけっこう満開状態。そして、先ほどの場所では実だった
ハマゼリ(右)がここでは大満開で驚きました。海浜植物って、わりと花期がいい加減ですよね。

  
さてさて、1年ぶりに見るシバナは、ことしもすっかり実になっていて、花はゼロ。
そういえば、まだ花はみたことがないんですね。来年は夏頃に来なきゃいけませんね。

  
うろうろしてると、力一杯威嚇してくるアシハラガニ(左)がいて、面白かったので
しばらくカニ探索を開始。まずは、石垣にたくさんいたカクベンケイガニ(右)。

  
コケがついているけどきっちり生きていたヒライソガニ(左)と、手の毛房がかわいい
ケフサイソガニ(右)も次々発見。久し振りに探すと結構面白いですね。

  
驚いたのは、浅瀬で見つけたチチュウカイミドリガニ(左)。名前の通り地中海原産の
外来種です。久し振りに見ましたが、やはりゴツい。食ったら美味いんですかね?
さらに近くでは、謎の物体(右)を発見。一見、2匹くっついたクラゲのようですが…
交尾中?喧嘩中?それとも、こういう形状のサルパかなんかでしょうか?


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