カゼ気味な半端日〜但馬再挑戦〜06.9/23

<1>ハチ高原周辺 続き 

  
さて、気合を入れてウスイロヒョウモンモドキの幼虫を探し始めますが、予想に反して
全然見つけることが出来ずに、大苦戦。でも探し回るうちに、ホクチアザミ(左)やら、
超満開状態のリンドウ(右)やらに会えて嬉しくなったりもします。

  
リンドウに隠れてる?カンタン(左)も発見。頭隠して何とやらですな。
えらく巨大かつ真っ白な謎のヤスデ(右)なんかにも会えましたが、しかし全然
幼虫が見つからない。前回調査したはずの地点に移動してもまるでダメ。

  
しつこくウロウロすると、ウラギンヒョウモン(左)やら、ジャノメチョウ(右)やら
慰めるように出現してくれたので、もう少しだけと粘ってみましたが、やっぱりNULL。
自分の力量不足にちょっと情けなくなってきます。

  
そうこうするうちに、予想外に冷え込んでいたのもあって、風邪が完全にブリ返し、
かなりフラフラしはじめたので、ギブアップして山を降りることに。すると道中では、
キタテハ(左)が近くを舞ったり、ホオジロの幼鳥(右)が近くに現れたりしてくれました。

  
鮮やかなまでに真っ赤なナツアカネ(左)にくわえ、何故かこの日も、近くに湿地もないくせに
ヒメアカネ(右)が草地のど真ん中に出現。わりと気まぐれなモンなんですかねぇ。
そんなこと思いながら車まで辿り着き、しばし沈み込むように寝たのでした。

  
2時間ばかし寝て目覚めると調子がよくなったので、お次の目的地へ移動。
道中、ノシメトンボ(左)の舞い飛ぶ川原では、なんかやたらめったら食い荒らされた
カナムグラの群落の中に、キタテハの蛹(右)がぶら下がっているのを見つけました。

<2>箱石海岸

  
さて、来訪したのはひさしぶりの箱石海岸。歩き始めると、さっそくカセンソウ(左)が
あったり、ハマボッスの咲き残り(右)があったりと嬉しい出会いが続きます。

  
今回ここに来訪したのは、友人から依頼された写真リストにクロサギがあったのに
写真をもってなかったので、過去に見た場所にとりあえず来てみたという多純な理由。
なかば冗談だったんですが、海岸を歩いていると、本当にクロサギが歩いていた
ので大慌てで撮影開始。しかし、デジスコの操作がうまくいかず、どうにもこうにも
粒子が荒々のどうしようもない写真になりました。…これで勘弁してくれる?

  
ムナグロ(左)なんかもいましたが、この日は風が強かったからかサーファーが多く、
なかなかシギチを狙うチャンスはありませんでした。そして、この時期のお約束、巨大な
エチゼンクラゲの残骸(右)もそこここに転がっていました。

  
さてさて、浜辺を歩き回ってみると、ここの名物、ハマベノギクの大群落(左)がやっぱり
今年も待っていてくれました。ちょいアップ(右)でみても麗しい限りですよね。

  
けっこう驚いたのは、ものすごい立派なウンランの大株がたくさんあったこと。
例年もう少し遅くに来るので気付かなかったのですが、株数はすごく多いようでした。

  
そんな中にも、南方系のネコノシタ(左)もきっちりと咲いていましたし、同じく
鮮やかな黄色のハマニガナ(右)もいい感じで咲いていました。

  
そうして、やっぱりここのスターはこいつ。トウテイランです。
しかし、毎回思いますが、この植物はわりとひょろひょろ適当に伸びてるので、
なかなかコレという写真にならないんですよね。今回も半端ですが…

  
この浜辺にあるツリガネニンジン(左)は、”ハマツリガネニンジン”とでも称したくなるくらい、
背丈が低くてがっちりしていて、一種独特のプロポーションをしています。そして、今回の
一番のビックリは、そこここで見られたヒオウギの実(右)。ずっと会えていない憧れの花が
ここにたくさんあるなんて、来年は夏にも一度時期を見計らって見に来なくっちゃ。

  
そして、ここではやっぱりヤマトマダラバッタ(左)がたくさん跳んでいました。
中には妙に赤っぽい個体(右)もいましたが、軽微な色変わりですかね?

  
地一面にやや小ぶりのウンラン(左)が広がっている、なんとも嬉しい光景にも会えました。
そして、最後の嬉しい出会いはこの白い花(右)。なんだかわかりますか?
これがハマベノギクの白花なんですよね。ちょっと貴重なショットかもしれません。

てなわけで、風邪のせいもあって、ちょいと半端な1日でした。でも、まぁ、それなりに
いろいろと出会えて楽しめたので、まあよかったかな。やっぱ但馬は楽しいですね。
さて、この日はこのあと、海岸で携帯電話を拾ったので、リダイヤルから持ち主を探し、
近かったし気が向いたので持って行ってみたりとかしたのですが、到着してみると
先方がビール24缶入りの箱と謝礼の封筒を持って待っており、断っても頑として退かず、
大変申し訳ない気分になるという一幕のおまけ付きでした。
最近、自分の胴体の直径が気になるお年頃なのに、こんなにビールをもらったら、
また体脂肪計の前で悲鳴を上げなきゃいけなくなるじゃないですかぁ(^_^;)


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