台風の目は何色だ?@〜鹿児島突撃編〜06.9/16

<2>藺牟田池周辺 続き 

  
水面に浮かぶヒツジグサ(左)などを愛でつつ歩き回ると、なんか不思議な感じの
薄紫色の花(右)を発見。結構な群落でしたが、これはなにもの?
#オギノツメという植物のようです。面白い名前だな〜

  
池の縁にはチョウトンボ(左)がそこここに舞っていました。そうして、きれいに
色づいたマイコアカネ(右)も発見。青い顔がなんともprittyですね☆

  
すると、青い顔といえば私でしょう、とばかりになんとアオビタイトンボが出現!!
薄暗い場所で撮影には難儀しましたが、なんとか顔の色のわかるものが撮れました。

  
さらにしつこくウロウロすると、草間にリュウキュウベニイトトンボ(左)を発見!!
連結個体(右)も見れたりして、大変感激いたしました。

このあたりで、かなり雨風が強烈になってきたので、諦めて移動。
お次の目的地までは距離があったので高速に乗った頃から、数m先も霞むような、
ものすごい豪雨になりました。こりゃダメだな、と思いながら走っていると、
あるトンネルを越したトタンに、大快晴に戻って仰天。路面を見た限りでは、
雨が止んだのではなく、この辺りから先は一切降っていなかった様子。
そんなこともあるんだなぁ…と感心しつつ、次の目的地へ急いだのでした。

<3>吹上浜周辺

  
お次に来訪したのは、噂に名高い吹上浜。でも、海岸に行くつもりが、うっかりと公園に
着いてしまったので、とりあえず歩いてみると、さっそく上空にミサゴ(左)が出現。
そして、池の縁には静止中のギンヤンマ (右)も見ることができました。

  
そして、なんとそこここにベニトンボがいるじゃないですか!!!
うそ臭い濃いピンクの乱舞にちょっと感激。

  
地味なベニトンボの♀(左)も、一匹だけ混じっていました。
そして、そういえばこいつも"台湾"、タイワンウチワヤンマ(右)も発見。

  
すぐ近くでは、きれ〜な緑色型のマダラバッタ(左)もいました。緑色型は久し振りだわ。
公園のマテバシイの並木には、予想通り、ムラサキツバメの幼虫(右)も多数。

  
その後、公園が閉まるというので大慌てで海岸に行くと、マテバシイ林があり、
ムラサキツバメ(左)が多数、テリ張って飛びまくってました。よく見ると、数匹だけ
静止していたので、なんとか撮影にも成功。求愛?(右)も見れました。

  
さて、海岸に出ると、意外に砂浜は狭かったのですが、お約束のハマゴウ(左)や、
オカヒジキ?(右)など海岸独特の植生が広がっていました。

  
ビロードテンツキ(左)もかなりの大株があって誠にみごとでした。
面白かったのは、海岸の半分埋もれたクロマツから発生していたキノコ(右)。何モノ?

  
さて、と歩き出すと、目の前にハンミョウ類の姿。
コレがよく見ると、なんとルイスハンミョウじゃないですか!!
かなりの稀種なので、会えるなんて思ってもなかったので大感激☆

  
さらにうろつくと、倒木の裏側にヒメチャバネゴキブリの幼虫(左)を発見。
何故識別できたかというと、撮影に失敗しましたが成虫も一緒にいたモンで(笑
地味な模様のクモ(右)が一緒にいて、ゴキブリを追っかけていました。

  
時折、マダラバッタ(左)が姿を見せましたが、ヤマトマダラバッタは見ることが
できませんでした。この浜だと、噂によればいるはずなんですけどね…
ハマスズ(右)もいたので、ドアップ撮影に再挑戦しましたが、結果はイマイチ。

  
こちらも海浜性のオオモンツチバチ(左)も出現したのですが、すでに暗くて…
そうこうしているうちに、雄大な夕焼けが鹿児島の海を照らし始めました。

   
やがて、すっかり日も暮れた頃、薄暗くなった浜を急いで戻っているとスナガニを発見。
めちゃくちゃ素早いカニなので苦労しましたが、粘って数カット撮影だけできました。

というわけで、かな〜り大満足の1日となりました。ビバ・南国☆
そこら中に普段見慣れないものがいる環境は素敵で、やたらと興奮してしまうものですね。
そして、「うわっはっは。台風のヤツ恐れをなしたらしい」と大笑いしつつ、
翌日は別の海岸まで移動し、憧れの海浜産珍ハンミョウなど狙うつもりだったの
ですが、夜に天気予報を聞いていると、どうやら台風は遅れているだけで、
明日昼に直撃して、明後日は九州全域でかなりの大荒れとか。
それでは第2の目的地である阿蘇に行けなくなる可能性があるじゃん、
ということで急遽ハンドルを逆に切り返し、一路阿蘇山麓へと向かいました。
到着は夜の2時。さすがに爆裂にネムかった(=_=)


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