夏の名残な一日A〜豊岡→鳥取砂丘〜06.9/9

<2>鳥取砂丘周辺 続き 

  
ステキな幾何学模様の刻まれた砂丘を歩き続けると、キョ〜レツな太陽光線に頭がクラクラ。
ものすごく仰天したのは、砂丘の真ん中にあったノウサギの糞(右)。ここにも住んでるの?

  
ウンラン(左)は咲き始めらしく、数株だけしか見つかりませんでした。
地味で小さくて写真の撮りにくいハマスズ(右)もたくさん発見。

  
さらにうろつくと、交尾中のカワラハンミョウ(左)をまた発見。
ハマベノギク(右)も咲き始めらしく、ポロポロ見れました。

  
不思議な紫色の小さな花(左)の群落も発見…調べると、しおれかけのオオフタバムグラでした。
そして、こっちもしおれてましたが、咲き名残のハマヒルガオ(右)も1つだけ発見しました。

  
そして、すごかったのは、全国的希少種であるヤマトマダラバッタの多さ。
歩くと、まわりからドバッと飛び出して、バシバシ体にあたるくらいなんです。
まるでイナゴみたいだけど、関東辺りの方には信じてもらえないんだろうなぁ(笑
てなわけで、メス(左)、オス(右)ともばっちり撮影できました。

  
よく見ると、イボバッタ(左)や、マダラバッタ(右)も少しだけ混じってましたが、
なんとも豪華な光景でした。生息地の少なくなったタイプの絶滅危惧種は、案外と
いる場所に行くとメチャクチャにいるもんなんですが、それにしても…

  
ハマニガナ(左)もありましたが、強い日差しにヘタリ気味かな?
すでに白い綿毛をつけている個体(右)もけっこうありました。

  
謎の事件もありました。砂丘のど真ん中にあったスズメガ幼虫の死骸(左)。なぜここに?
そして、波打ち際に茶色い蝶がいたので、なんか珍品か?とかけつけると、
これが吹き付ける砂嵐に耐え忍んでいるジャノメチョウ(右)だったのでまたビックリ。
撮影時は気付かなかったんですが、よくみると吹き付ける砂粒が映ってますねぇ。

  
昨年に引き続き、かわいいアリバチ類もみつかりました。普通に撮影すると、
小さくしか写らなかったので、クローズアップレンズ2枚付で撮ると、案外いい出来☆。

  
うろうろすると、交尾中のエリザハンミョウも発見。これまためっちゃ小さいので、
また2段クローズアップレンズで挑戦。さすがに被写界深度は超浅くなりますね。

  
調子に乗って、体調数mmのスナムグリヒョウタンゾウムシ(左)やら、流木の裏にいた
ゴミムシ類(右)なんかもドアップ撮影に挑戦。なかなか難しいですが面白いもので。

  
ひっくり返した流木の裏に不思議な卵(左)を発見、なんか見覚えがあるなと思うと、
ちかくにホオズキカメムシ(右)の幼虫がいました。お前らこんなとこにもいるのか。

  
やがて、ようやく日も暮れなずみ、暑さがちょいと和らいだあたりで、なんと今年も
ヤマトマダラバッタの緑色型(左)を発見。暗くてうまく撮影できなかったの残念…
その後、中間型っぽい、少しだけ緑色の個体(右)も見つけることができました。

  
最後に、思いついてハマスズのアップ撮影withクローズアップレンズ2枚に挑戦。
すでに暗い中、浅い被写界深度に苦労しつつ、なんとか幼虫(左)、成虫♂(右)とも
撮影に成功。しかしこんだけアップでもみごとに周りの色と同化してますねぇ…

  
チャレンジ中、小さな小さなクモ(左)を発見。イソコモリグモってやつですか?
オオハサミムシ(右)も出現し、すごい形相で威嚇をしてくれました。

というわけで、主目的の空振りに始まり、思い立って案外成果のあった真夏な一日。
今回はハンミョウ3種という豪華さでしたが、実は鳥取砂丘の主目的は、昨年見損ねた
ハラビロハンミョウだったのでそちらは空振り。むむむ、難しいものです。
しかしナゴヤサナエはまた来年挑戦ですねぇ。最近トンボ系の成果がほとんどない…
今回は実は近日中に超遠出をするので、ついでに海浜性ハンミョウを狙う予定。
天気予報がグングン悪い方向に走っているのは、きっと気のせいでしょう。
あ、今みたら、台風がきとるやンか!!! あぁぁ(T_T)


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