霧の但馬にて〜懲りない雨男編〜06.7/23

今週は珍しく土曜出勤だったで、当然のように土曜は晴れ。そして日曜の天気予報は絶望的な
大雨を示唆。むむむ、我が背後のオンブオバケは今日も乗りに乗ってますなぁ〜。
そこで逃げては男じゃない、ということで懲りずに但馬に再挑戦することにしました。
前夜、うっかり義妹宅に夜中まで滞在したので、夜のうちに到着はムリと思っていたのですが、
その時頂いた↑THE HIGH-LOWS↓のベスト版を聞いて盛り上がり、ヒロトって天才だよなぁとか
感激したりしてると、うっかり但馬までの道程を走りきり、夜中3時半にハチ高原に到着。
そうなると、早朝のゼフを狙いたくなるので、超睡眠不足の幕開けとなったのでした。

<1> ハチ高原周辺

  
というわけで、まずはやってきたのは2週間前にアイノの乱舞を見た場所。
さすがに時期が遅いと思いましたが、それ以前に、到着と同時にものすごい濃霧。
しばらく待ちましたが、蝶の動く気配もナシ。休息中のモリアオガエル(左)を見つけて、
木陰にクサアジサイ?(右)を見つけたあたりでギブアップしました。

  
ちょっと移動すると、イケマ(左)の白い花が咲き乱れている場所を発見。
見ていると、イカリモンガ(右)が何匹も飛んできては吸蜜をはじめました。

  
この日もニンフハナカミキリ(左)が出現。なんか最近どこでも見つかるなぁ。
そして、嬉しかったのは、恐らく日本一細長いカミキリ、ホソツツリンゴカミキリ(右)を
見つけたこと。でも、細すぎて、すぐに物陰になるので、うまく撮影できませんでした。

  
しばらく行くと、コキマダラセセリ(左)を発見。撮影していると、近くに青く輝く物体が
突如出現。全開状態のトラフシジミ(右)でした。ラッキ〜♪

  
付近では、アサギマダラ(左)が多数乱舞し、ヒョウモンチョウ類も群れていました。
その中に、個人的初撮影の、黒化型のミドリヒョウモン(右)を発見して感激!!!

  
さて、続いてトランセクト調査のため、ウスイロヒョウモンモドキの生息地を
訪れましたが、ごらんのとおりのスゴい濃霧。ちょっと無謀だったかな?
でも、おかげで、満開状態のスズサイコ(右)をたくさん見ることが出来ました。

  
うろうろすると、ちょっと薄日が差してきて、チョウ達も活動を開始。
さっそく、交尾中のコキマダラセセリ(左)なんてものも見つかりました。
ウスイロヒョウモンモドキもまだ結構いて、求愛中のカップル(右)も発見。

  
ウスイロヒョウモンモドキは、さすがにボロボロの個体が多かったのですが。
♀は、割と新鮮な個体が混じっていました。今年はスタートが遅かったからかな?

  
さて、濡れた草地を歩き回ると、イブキヒメギス(左)がたくさん舞い跳びます。
ナキイナゴ(右)もまだまだ多くて、交尾中のペアも多数確認。

  
シシウド(左)も咲き始めていて、小さな虫をたくさん集めていました。
草地の中では,面白い、ちょっと八重気味になったドクダミ(右)も発見。


トランセクト調査を終え、ヨツバヒヨドリの大群落がある地点まで移動した私は、
目を疑う光景にしばし立ち尽くしました。それは、一面のヒョウモンチョウ類。
な、な、なんじゃこりゃぁ〜〜〜〜。

  
集まっていたのは、常連のウラギンヒョウモンに加え、オオウラギンスジヒョウモン(左)と
ミドリヒョウモン(右)の3種。調査中も密集しているポイントがあったので、多いとは
思っていましたが、これはちょっとやりすぎとちゃいますか?

  
色鮮やかなアカタテハ(左)なんかも混じっていました。そして、ここでも
真っ黒な黒化型のミドリヒョウモン(右)を発見。朝の個体よりもさらに黒いなぁ。

  
大騒ぎの中には、テングチョウ(左)やら、トラフシジミ(右)やらも混じっていました。
とにかくバタバタと周り中で飛び交ってにぎやかなことといったら!!!

  
アサギマダラ(左)もかなり多数いて、上空を常に舞っている状態でした。
ここでははじめてみる、サカハチチョウ(右)もいたりして、撮影に大忙し。
一人で大笑いしながら、しばし至福の時間をすごしたのでした。


次へ⇒

topへ⇒