西風を求めてA〜広島空振編〜06.7/2

<1> 広島県北部某所 続き

  
さらに、自分で愚かといいたくなるほどひたすら歩き回ると、ヤハズカミキリ(左)や、
羽化直後のナナフシモドキ(右)など、面白い成果も見つかります。

  
ウメモドキ(左)も少しですが咲いていました。そして、近くでは、アケビの若い実(右)
なんかも発見。いろいろと面白くはあるんですけどねぇ。

  
ヒオドシチョウ(左)も出現。ウラギンヒョウモンの雨宿り(右)なんてものも
見つかりました。この頃から、梢をオオムラサキがビュンビュン飛び回り始めましたが、
下には一切下りてきてくれないので、証拠写真すら撮影することは出来ませんでした。
#右はウラギンスジヒョウモンになっていたので書き直しました(^^;

  
モシャモシャとすごい勢いでお食事中のクスサンの幼虫(左)も発見。そして、
先週の謎のボールの正体も明らかになりました。ハシリグモの仲間(右)の卵塊なんですね。
つまり、先週見つけたのは親からはぐれた哀れな卵ということなのでしょう。

  
元気にお食事中のシマサシガメなんかも発見。肝心のゼフは、というと、
高くにウラナミアカシジミ(右)が出るだけ。これはデジスコで何とか撮ったものです。

  
先ほどとは別のセグロアシナガバチの巣(左)を撮影していたら威嚇されちゃいました。
林の縁では、ツクバネ(右)の派手な格好をした実も発見。

  
ヒナバッタ(左)は成虫が出現していて、そこここで鳴いていました。
チュウガタコガネグモ?(右)という感じのクモもいましたが、こちらは正体不明。

  
すごいな、と思ったのは、後翅がほとんどない状態のナミヒカゲ(左)。これでも
元気に飛んでいたんですから、まっことたくましいものですね。
最近よく見る、かわいいクモ(右)も発見。ヨツボシワシグモでしょうか?

  
ちょっと離れた草原を歩いてみると、ラミーカミキリ(左)を発見。桜の木の近くでは、
色鮮やかなヤツメカミキリ(右)まで見つけました。最近カミキリづいてますね。

  
ムラサキシキブ(左)も咲き始めていました。草地では、ナキイナゴ(右)がたくさん
いて、シャカシャカと軽やかなリズムを披露していました。

  
クズの枯れ枝には、トガリオサビカミキリ(左)も発見。付近では、ヤマホタルブクロ(右)が
大きな群落を造っていて、それはそれは見事でした。

  
さすがに疲れたのでギブアップして、近くの岩場を横切る橋を歩いていると、遠くに
ケンポナシ(左)やら、ヨコグラノキ(右)やらが咲いているのを発見。

  
よくよくみるとアカシジミ(左)がいたので、デジスコで狙いましたが、暗かったので、ブレブレ。
さらに、そのあたりをゼフがビュンビュン飛んでいるのに気付き、よくよく探すと、なんと
交尾中のウラキンシジミ(右)を発見しました。これもデジスコで強引に撮影しましたが、
シャッタースピードは2秒開放とかなので、よく見ると粒子粗々のブレブレ。

  
最後にゼフも見れたし、今日は終了、と車に戻ると、なんとすぐ側に
見慣れない影。これが予想もしていなかったオオヒカゲなのでした。
すでに7時過ぎで、手持ちだと辛かったので、三脚付きのデジスコでもムリヤリ撮影。
左が手持ち+フラッシュ、右が離れた場所からのデジスコですが、いかがでしょう。

というわけで、天候に裏切られた感じで、空振りの一日でした。Ashさん、
せっかくの情報を活かせずに申し訳ありません。きっと日頃の行いがいけないんでしょう。
それにしても、いないハズはないのに、一切出現しないのは、草間の奥に隠れていた
ということでしょうか。なんせ、妙に疲れた一日でした。このままでは悔しいので、
明日も天気予報は絶望的だが、朝の一時だけに期待して、とそのままその場で
早々と寝てしまう、そんな無計画な〆括りの一日となりました。


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