チョイの間がさがさ団〜御近所天牛天国〜06.6/23

週末でもなんでもない唐突なタイミングで開催の、題して"チョイの間ガサガサ団"。
実はワタクシ週末だけでは飽き足らず、昼休みは弁当食べながら会社の近所の
山裾の花や虫を撮影しているのですが、大いなる成果を上げたので、
掟破りの平日版UPと洒落込んでみた次第です。場所は秘しますが、
舞台は、会社と自宅(徒歩5分の距離)の中間に、昨年誰かが作った薪置き場。
本日、何気なくのぞくと、あっと驚くカミキリ天国に大変身していたのです。

<1> たつの市某所

  
久しぶりに見るその薪置き場に、なんだか無数の蠢く影。慌てて駆け寄ると、これが
無数のキイロトラカミキリ(左)と、ホタルカミキリ(右)だったのです。本当に唖然。

  
ホタルカミキリ(左)は本当に多数で、こんな多重恋愛も何箇所かで見れました。
そのあたりにはミドリカミキリ(右)も少数だけ出現。

  
エグリトラカミキリ(左)も数匹見つかりました。そして、仰天したのは、一匹だけ
見つけたクビアカトラカミキリ(右)。えと、けっこう珍品じゃないですっけ?

  
トガリシロオビサビカミキリ?(左)も発見。誰か合ってるかどうか教えて〜。
その他、ゴマフカミキリ(右)も出現しました。地味系カミキリの識別は苦手です。

  
嬉しかったのは、フタモンウバタマコメツキ(左)が鎮座していたこと。
近くの薪をよくよくみると、こんな立派な粘菌(右)も生長していました。

  
よくよくみると、いかにもカミキリ狙ってます系の虫も多数。
例えば、ヨコヅナサシガメ(左)とか、あきらかにカミキリ狙いの寄生蜂(右)とか。

  
よくみると、ホタルカミキリをお食事中のアカサシガメ(左)を発見。
コガネグモ(右)の巣にはグルグル巻きのキイロカミキリと、その後ろにホタルカミキリも。

  
一休みしてから、薪場を離れて横の林縁をうろつくと、なんと今度はヤツメカミキリ(左)と
アオスジカミキリ(右)を発見。なんちゅう日だろう、本当に。

  
キリギリスの幼虫(左)がたくさんいる草地では、ウスグモスズ?の幼虫(右)も発見。
ツチイナゴもまだ元気に飛び交っていました。

  
そこで更なる仰天が待っていたのです。なんと、キマダラモドキ(左)。
比較的近い場所で何箇所か見たことがありましたが、ここにもいたんですか。
感激しながら、近くに止まっていたキマダラセセリ(右)の顔もつっこんで撮影。

  
ベニシジミ(左)は全部夏型で、色合いはイマイチでした。近くの
サクラの葉上には、怪しい系のカメムシ幼虫(右)がもっさり乗っかっていてビックリ。
と、ここらで時計を見た私は、黄色い悲鳴と共に会社に向かってダッシュしたのでした。
えぇ、ギリギリでしたとも。厳密に言うと、ちょいアウトくらいな。

<2> 引原ダム

  
週末は当然遠出なので、その移動の途中に、久しぶりに引原ダムに立ち寄りました。
ヘビトンボなどもいたのですが、ガの類が大変魅力的だったので、まとめてアップ。
最近、蛾飢道連盟のページを紹介いただいてからちょっとハマってます。
というわけで、まずはセスジスズメコスズメでした(左)と、久しぶりのアケビコノハ(右)。

  
オオミズアオ(左)も1匹だけ発見しました。そして、何種類か見つけたスズメガ系は近くの樹に
止まらせ直してやらせ写真を撮影。まずは…えっと、ウチスズメ?エゾスズメでした(右)


  
図鑑と首っ引きで調べた結果、恐らくフトオビホソバスズメ(左)と、シモフリスズメ(右)
なのでしょう。ちと疲れた。やはり蛾は調べるのが大変ですナ。勉強しなくては。

というわけで、なかなか濃厚な一日となりました。ご近所の自然も見直さなきゃと
常々思ってはいるのですが、久しぶりに底力をみた気分。ついつい週末は遠出しちゃう
けど、たまにはじっくり一日かけて…なんてもの面白そうですね。ま、なにはともあれ
あの薪置き場には今後も日参せねばなりませんな。さて、1年で何種類見れるだろう?


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