帝釈峡再訪〜花にフられて〜06.6/18

この日は、なんとなく帝釈峡に目的地を設定。というのも、昨晩久しぶりに友人宅で
しこたま呑んだものでそこからアクセスできる距離というのと、先日プロから教わったベニモン
カラスシジミ探しのコツが応用できないかなぁと期待+なんか花が見れるだろうという打算。
しかし、天気予報は昨日とは逆方向に外れて真夏日の一日、期待が裏目にハマってしまい、
案外成果のない一日となりました。とほほほ。

<1> 帝釈峡周辺

  
到着すると、すぐに花が少ないことに気付きました。ちょうど端境期にあたった様子。
それでも探すとサワルリソウ(左)が咲き残っていたり、ギンレイカ(右)があったりします。

  
ちょっとボロボロですが、カラスアゲハ(左)が梢で日光浴をしていたので、デジスコで撮影。
近くでは、結構珍品でしょうか、ヒサマツトビナナフシの幼虫(右)が見つかりました。

  
オウギカズラ(左)は小群落で咲いていてくれました。そして、サイハイランの
咲き古しの株(右)も発見。密かに期待していたラン科の花はこれっきりでした。

  
岩場に行くと、リュウキュウマメガキ?の花(左)を発見。カエデ類の
プロペラのような実(右)もたくさんあって見事でした。

  
さて、嬉しかったのはそこここにあった色鮮やかなヤマアジサイ。
ピンクの小さな花(左)から、白っぽい大きな花(右)まで変化も豊富で楽しめました。

  
ヤブレガサ(左)はもうすぐ咲きそうなつぼみになっていました。そして、
昨年は堪能できたオオキヌタソウ(右)はすでに実になっていました。

  
貴重なシダ類、イチョウシダ(左)も発見。そして、そのあたりでタイシャククロウメモドキ
らしき株(右)をいくつか発見。しつこく探しましたが、さすがにベニカラは空振り…

  
ヤマトウバナ(左)もいくつか咲いていました。そして、一面に咲いていたのは
ミヤマイラクサ(右)。撮影中、うっかり数年ぶりに刺されてしまいました。

  
この日はムカシヤンマ(左)も飛び交っていたのですが、なかなかよい場所には出てきて
くれません。そして、暗い林床にはタゴガエル(右)も出現。フラッシュを使ってなんとか撮影。

  
ビックリしたのは、昨年とは時期が違うのに今年も見つけたテングチョウの蛹(左)。
この日は、ホシミスジ(右)も多くて、そこここを飛び交っていました。

  
ヒメキマダラセセリ(左)も多くて賑やかでした。そして嬉しかったのは、地面で
吸水中のミスジチョウ(右)を見れたこと。ちょっと影がかかっちゃいましたが。

  
この日は、トンボも多かったのですが、あまり近くには登場してくれないので、思いついて
デジスコで狙ってみると、意外にきれいに撮れました。やっぱり面白いですねぇ。
ということでデジスコ撮影のコオニヤンマ(左)と、ミヤマカワトンボ(右)。

  
沢沿いにはキセキレイ(左)がたくさん飛び交って賑やかでした。オオルリ(右)も
一瞬だけ出現しましたが、この日は総じて鳥の種類も少なめ。まぁ、もう夏ですしね。

  
見れなかったヨコグラノキアワブキでした(左)が鮮やかに咲いていたのは大きな収穫。
川の中ではカジカガエル(右)が賑やかだったので、こちらもデジスコで狙って撮影。
う〜ん、デジスコは鳥以外にもいろいろと強引に引き寄せられるので便利ですねぇ。

といったあたりで、いつも通り弥生食堂でお昼。聞くと、今は一番花のない季節
で、目ぼしいものはあまりないとのこと。ガックリしながら、帰路につきました。


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