秋吉台花探索〜ド贅沢な一日〜06.6/10

<1> 秋吉台台地周辺 続き

  
お次にご案内いただいたのは、なんとこれも超貴重品、ホザキザクラ。
小さな小さな、かわいいサクラソウの仲間で、鹿児島以南のほか、飛び的に秋吉台周辺に
あるという大珍品。ちょっとバラけていたのでうまく撮影できずに残念…

  
アップ(左)で見ると、かわいい花がよくわかると思います。ほんとうに感激。
近くには、小さなかわいいキノコも、こっそりと混じっていました。

  
さらに、奥の林をご案内頂くと、花は終わっていましたが、タイリンアオイ(左)があって、
さらにサンヨウアオイ(右)は花がまだ咲いている株までありました。

  
そこで見つけたのが、このなんとも魅惑的な雰囲気のキノコ。
チャワンタケの仲間?と思いますが、正体は現在調査中です…

  
林床には、今年初めてのハグロトンボ(左)が飛んでいました。そして、ツルアリドウシ(右)の
かわいい花も何箇所かポツポツと咲いていて感激。

  
ヤマツツジ(左)の咲く林では、そこここにネジキ(右)が花盛り。シャシャンボも
ご案内いただきましたが、こちらはまだ花が咲いていませんでした。

  
次にご案内いただいた岩場には、ムギラン(左)がたくさん着生していました。
よくよくみると、なんとか開花したばかりの花(右)も発見。

  
面白いつぼみがあったので、声をかけると、これが"たこさん"も秋吉台では初めて見る
アクシバだ、ということでちょっと大騒ぎ。ちょっとでもお役に立てたようで嬉しい限り。

  
すでにすっかり倒れこんでいましたが、ギンリョウソウ(左)も咲いていました。
一通り案内いただいて草原に戻ると、光線具合で、ドリーネがとてもよく目立ちました。

  
さらにヒョウモンチョウでも探そうとしつこくウロウロすると、怪しいつぼみ(左)を発見。
これは珍品か、と思ったらネジバナのつぼみでした。サンヨウシャジンの葉(右)もありました。
#正しくはサイヨウシャジンでした。”細葉”です。一文字違いですが(^^;

  
ちょっと小高いあたりには、これも海辺でもないくせにハマクサギ(左)が満開に咲いていて、
改めてビックリ。秋吉台は常識が通じませんねぇ。ヒメヒゴタイの葉(右)なんかも見れました。

  
最後に、もう日もくれなずむ頃でしたが、憧れのツチグリ(左)を案内いただきました。さすがに
花はとっくに終わっていましたが、真っ白な葉裏(右)を堪能。すごいなぁ。

  
近くではハゼノキ(左)が花盛りにさいていたり、ちいさなちいさなバッタ類の幼虫(右)
がいたりしました。これはイナゴモドキかなんかかな?

  
突然、かなりの至近距離でウグイス(左)が鳴いてくれましたが、慌てたら裏ピンに
なってしまってなんとも残念。そうこうするうちに、日は暮れなずんだのでようやくギブアップ。
時計を見るともう7時で、なんと10時間もご案内頂いたことになります。いやはや。
厚かましい若造をこんなに丁寧にご案内いただきまして本当にありがとうございました。

というわけで、本当に本当に盛り沢山の一日でした。花好きの知人が嫉妬する顔がアリアリと
想像できるほどの成果だらけの一日。秋吉台の、そして"たこさん"の底力を感じた一日でした。
すいません、ワタクシ、厚かましいモンで、きっと秋くらいにもう一度遊びに行っちゃうと
思います。呆れずに、またご案内いただけると、本当に本当に嬉しいです〜♪


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