ドシャ降りの〆括り〜GW・9日目〜06.5/7

ゴールデンウィーク9日目は、笠形山を登ろうと決めて近くで宿としたのですが、
夜のうちからものすごい豪雨になり、朝になってもいっこうに勢いが弱まる気配がありません。
天気予報も全面的にダメ印で、さらに山を見上げるとものすごい霧で、これは
強行して登っても何も撮れないだけでなく、身体的危機+デジカメ全損の可能性も。
ということで、しょうがないので一路南下し、気の向くままに浜甲子園に向かいました。
とはいえ完全にドシャ降りのままの一日、全身も装備もズブ濡れのシマらない〆括りとなりました。

<1> 浜甲子園

  
というわけで、真っ暗でどしゃ降りの浜甲子園に到着。
波打ち際にはトウネンの群れ(左)もいましたが、まぁなんせメチャクチャ暗い。

  
遠くにはユリカモメの群れ。そして、チュウシャクシギとキョウジョシギ(右)を
はじめとするシギ類もいましたが、暗くてボケボケ写真の量産となりました。

  
なんとか粘りに粘って、キョウジョシギ(左)、チュウシャクシギ(右)ともに
一応アップの写真も撮影できましたが、このころには雷鳴がとどろく始末。

  
キアシシギの群れ(左)を撮り、シロチドリ(右)をなんとか1枚とったあたりで
全身ズブ濡れ、一度車に戻って温まる羽目になりました。
浜甲子園の巡回警備のおっちゃんに「雷が鳴ってるからやめなさい」と言われましたし(笑

  
しばらく休んで、すこしだけ小雨になったので再度トライアル。
佇むアオサギ(左)や、ダイサギ(右)なんかを撮影しましたが、やっぱり暗い。

  
オカヨシガモとホシハジロ(左)、そしてヒドリガモ(右)などもまだ滞在して
いましたが、証拠写真を撮るのすら大変で、四苦八苦。さすがにデジスコは辛い。

  
スズガモ(左)ものんびりと休んでいました。キンクロハジロ(右)も2羽いましたが、
こちらはずっと寝っぱなし。断固として被写体になるのを拒否されました。

  
この日はコアジサシ(左)も何羽かいて、そこらを飛び回ってくれるのですが、
止まっているものが撮れないときにトビモノなんて取れるはずもなくギブアップ。
ひたすらキョウジョシギ(右)などの止まってくれる被写体を狙いつづけました。

  
ハマシギはかなり大きな群れだったのですが、チョロチョロ動き回って
本当に大量のブレブレ写真が残っただけでした。トホホホ。

  
ハクセキレイ(左)やコガモ(右)といったあたりもすぐ近くでのんびりしてくれましたが、
雨が続いて少し寒そうな雰囲気でした。もっともあちこちズブ濡れの私も相当寒かったですが。

  
この日、一番嬉しかったのは、オオソリハシシギが1羽いたこと。
ズンズン歩くので、ほとんど撮影できませんでしたが、なんとか数カット撮影に成功。

  
キアシシギ(左)は相変わらず付き合いがよくて、至近距離でじっとしてくれました。
色鮮やかなトウネン(右)もなんとか1カットだけ近めで撮影成功。

  
オオソリハシシギを追いかけていると、夏羽に移行中のダイセンも1羽だけ出現しました。
なんとか数枚だけ撮影しましたが、このころになると機材が濡れてしまって
調子が悪くなり、さらにムダショットの連発で電池切れになる始末。

  
充電する時間もないので、PowerShotで撮影してみると、これが案外面白かったのです。
さすがにデジスコよりはるかに明るい&手ブレ補正があるし、なんといっても、
三脚だとにじりよれないけど、手持ちだとじわじわと近寄れるんですよね。
さすがにオオソリハシシギ(左)はこれが限界でしたが、トウネン(右)は数mで撮影できました。

というわけでにっちもさっちもいかない天気でしたが、まぁまぁなんとか
ムリヤリ成果を作り出した感じですかね。でも、機材も荷物も全部ズブ濡れになり、
当然のお約束として、しっかりきっちり風邪もひき、なんとも散々な幕引きとなりました。
そんなこんなのGW9連チャン。来年はいっそのこと、信州あたりをウロウロ
してみようと計画しております。乞うご期待!!!!


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