小豆島で花探し〜GW・4日目〜06.5/2

ゴールデンウィーク4日目は、前々から行きたいと思っていた小豆島へ。
下調べがあまり出来なかったのですが、とりあえずは憧れの寒霞渓へ、と思いは募ったものの、
朝起きるとなんだかどうしようもない雨空。えい、なにくそ、とムリヤリ行ってみると、
これが予想外に天候がもって、なかなか楽しい一日と相成りました。
しかし今回痛感しましたが、小豆島へのフェリーはやはり高い。チョクチョクは来れませんね…

<1> 寒霞渓

  
というわけで、姫路港から大雨の中フェリーにてスタート。正直帰ろうかと思いました(笑
小豆島につくと雨もやんだので、寒霞渓に一目散に向かいます。これが意外に距離があって
時間がかかりましたが、途中の山道ではオオヤマザクラ?(右)がえらく大満開に咲いていました。

  
そのあたりを見渡すと、ヒトリシズカ(左)やら、フイリシハイスミレ(右)やら、
なかなか面白げな花がそこここに見られました。

  
そして、目的のショウドシマレンギョウも発見!!! と大興奮してメチャクチャに撮影しましたが、
あとでよく調べると、コイツはシナレンギョウ(左)でした。しまったここで満足したから頂部ではあまり
撮影しなかったのに…その場できちんと同定しないとこんなミスをしたりします。トホホ。
近くにはチドリノキ(右)も咲いていました。

  
さらにしつこく探すと、ミヤマウズラ(左)がまだ実をつけていたり、
ツルシキミ(右)の満開の花を見つけたりしました。

  
さて、寒霞渓の頂部に到着。すると、クロモジ(左)の溜息がでるくらい大満開の株があったり、
そこいら中にウラシマソウ(右)が群落を作っていたりと初手からなかなかイイ感じ。

  
本当に雄大な景色を眺めて、メルヘンチックな気分になりながら歩くと、
林の中にはアオテンナンショウ(右)が不思議な花をいくつも伸ばしていました。

  
イタヤカエデでしょうか、満開の花をつけたカエデ類(左)を見ていると、足元に
小さなセンボンヤリ(右)を見つけたりと、面白い発見には事欠きません。

  
結構驚いたのは、ヤマウグイスカグラ(左)がまだ花盛りだったこと。
このあたりにはヒトリシズカの大群落(右)が多く、小豆島にはあるというキビヒトリシズカを
必死に探しましたが、それらしい株には出会えませんでした。

  
岩場にはイワシデ(左)が多数…想像以上に花が小さく、どうも帝釈峡でイワシデと思っていた
ものは別種らしいと判明。ありゃ。実をつけたアキノギンリョウソウ(右)も数株だけ発見しました。

  
あたりにはカンアオイ類も多数あり、こんな感じで特徴的な花をつけている株も多数。
調べてみるとこれは自宅周辺と同じミヤコアオイとのこと。

  
近くにはシロバナムベ(左)も咲いていましたし、ホタルカズラ(右)は
表現に困るくらい鮮やかで魅力的な花を誇らしげにつけていました。

  
岩場ではイワガサ(左)がかわいらしい花芽をつけていました。そして、ここで
正真正銘のショウドシマレンギョウ(右)も発見……2〜3カットしか撮らなかったんですが(T_T

  
ヒメウツギ(左)も1株だけ咲きかけていました。そして、岩場にはカタヒバ(右)が
たっぷりついていたりして、石灰岩地なんだなぁと実感。

  
そのあたりにはスズシロソウ(左)の大群落がいくつもあり、ミヤマハコベ(右)もいくらでも
咲いていました。なんとなくですが、やっぱり帝釈峡と共通点がありますよね。

  
よくよくみるとスハマソウ(左)もいくつもありましたが花は見つかりませんでした。
沢沿いではセンダイムシクイ(右)が賑やかに囀っていて、数カット撮影に成功。

その後の割と濃密な時間は後編でお届けいたします。


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