早春の花を探して〜雨空の岡山を行く〜06.3/18

先週末は大変疲れるデジスコチャレンジを繰り返した後、少しはマシな三脚等をgetしたので
この日は本当は再デビュー戦にチャレンジしたかったのですが、あいにく天気予報は大雨。
それでは、雨でも見れそうな辺り、ということでここのところすっかりご無沙汰していた植物方面を
攻めてみることにしました。ほぼ1年ぶりの岡山の里山です。

<1> 岡山県英田町河会周辺

  
というわけで、ひさしぶりに来訪しました英田町の早春植物群落。もう遅いかなぁ、
と思いながら歩き回ると、セツブンソウが何株か咲き残っていてくれました。バンザイ。

  
圧巻は、本当に一面のアズマイチゲ。でも雨だったので、ぜんぶ閉じてました。
去年も花開いているのは見てないんですよね。見てみたいな、これ全部満開の時。

  
早くも実になっているセツブンソウ(左)も多数。やっぱりちょっと遅かったかな。
近くではイチリンソウ(右)が小さな花芽をつけていました。

  
よくよくみると、ちいさなキバナアマナ(左)も1株だけ咲いていました。小さな沢沿いを歩くと、
ユリワサビ(左)の小さな花が満開になっていて、けっこう見事でした。

  
さらに、ウロウロすると少し離れた辺りにセツブンソウの群落がまだ全開状態に咲いている
のを発見。憧れの花をバシバシ撮りまくりました。雨空でもきてよかった〜☆

  
さらに嬉しいことに、沢沿いにはユキワリイチゲ(左)の群落があり、1株だけ開いていました。
その後、近くのカタクリ群落を見てみましたが、こちらはまだ花芽が出始めた頃。

  
その後、近くのお寺に足を伸ばし、スギの花(左)が満開の林縁で、今年も1株だけ
ミノコバイモ(右)を見ることが出来て、静かに満足しました。


さて、その後は実はザゼンソウでも見ようと岡山森林公園に足を伸ばす予定でした。
しかし、直前まで来ると、なんと雪で道がないんですよ。まさか3月の中頃になって
もそんな場所があると思ってなかったので仰天しました。トンだ無駄足で…。

<2> 岡山県阿哲郡周辺

  
ほかに目的地を決めていなかったので、なんとなくフラフラと阿哲郡方面の某所へ。
夏にウスイロヒョウモンモドキを観察した場所です。歩き始めると、ヤマネコノメ?(左)や、
トウダイグサ(右)などが満開でなかなかイイ感じ。

  
近くにはキリンソウ?の芽生え(左)もありました。もうちょっと大きな株がないかと
うろうろすると、去年の花のなごりらしき実も発見。

  
その後、一度来訪してみたかった「羅生門」へ足を伸ばしました。予想通り幽玄な光景で、
ここでも1株だけセツブンソウ(右)を見つけましたが、霧がひどくて他の植物は撮影に
なりゃしない、どころか探すことすら困難でした。せっかくの石灰岩地なのに。

  
これで本日は終了かな、と思いながら移動していると、突然道端に「野草の群生を見たい方こちら」
というただならぬ看板を発見。急ハンドルで方向転換して来訪すると、そば屋さん(左)の裏山が
開放されているのでした。はいると、さっそく紅花のミスミソウ(右)がお出迎え。

  
そこは、感激することにミスミソウ(左)、セリバオウレン(右)などの楽園でした。
暗い林の中、雨でズブ濡れになりつつ、手ぶれの山を作りながらなんとか数枚撮影に成功。
思いもよらぬ成果にほくほくしながら、翌日の目的地へと移動しました。

というわけで、久しぶりの野鳥方面ではない一日でした。
やはり手元でじっくり撮影する、このスタイルの方が私は好きなのかなぁ、とも思いながら
そろそろ始まる、花や虫のシーズンに思い切り夢を描いてしまったりしました。


余談ですが、この日の宿は笠岡干拓地だったのですが、ちょうどそこに到着した時、
わが愛車が40,000キロを走破致しました。購入から1年半だから、まぁこき使ったモンです。
これからも、どうぞよろしくね、私のかわいい愛車兼週末ホテル。


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