南の島への旅 〜淡路南部突撃編〜05.11/20

 <1> 南あわじ市・吹上浜周辺 続き 

  
浜辺で遊びまわったあと、車まで引き上げるほんの少しの道程にも面白い出会いがありました。
まず驚いたのがヤシの実(左)。近くのホテルの庭からか、それとも遥か遠い南方からなのか。
そして、そのあたりの流木を持ち上げると、コガネムシの仲間の幼虫(右)が現れました。
こんな砂浜の中にもぐりこんでいる、君の正体はいったい何者?

  
わりと季節に無頓着なハマエンドウ(左)がつぼみをつけていたのには驚かなかったのですが、
ハマゴウの花(右)が咲き残っていたのには驚きました。さすがは南の島、ですね。

  
吹上浜から引き上げて、しばらくは南淡町あたりの海岸をうろつきました。
昨年見つけて感動した帰化植物、ナルトサワギク(左)はいたるところで大群落をみれましたし、
山道の途中ではコウヤボウキ(右)の清楚な花が大満開の群落にも会えました。

  
しばらく走って別の岩場に行くと、こちらにも大満開のアゼトウナ(左)。
そして、すぐ横にはさらに大満開のみごとなトベラの実(右)。

  
ここの海岸には色とりどりの海藻が打ち上がっていて、しばらく海藻ウォッチングを
楽しんでしまいました。といっても名前は全くわからないのですが…。右はミルとか?

  
近くにはベニカタバミ(左)がたくさん野生化していました。
浜辺ではかわいい雰囲気のガの仲間(右)にも会えましたが、名前はわからず…。

  
成虫越冬するツチイナゴ(左)もまだまだ元気に活動していましたし、
草原ではヤマトシジミ(右)、ウラナミシジミ、ヒメアカタテハなども舞っていました。

  
ソヨゴの面白いくらい鮮やかな赤い実(左)を実ながら歩くと、近くの木では
キアシナガバチ(右)が日光浴中。越冬前の女王蜂ですかね?

  
その後、洲本市方面に向かって移動をはじめると、道脇に白く鮮やかなキク科の花。
これが、どうやらノジギクらしいんです。そっか、四国にもあるんだから、淡路にもありますよね。
喜び勇んで撮影していると、花びらの細い個体(左)や広い個体(右)があり、
どれが典型的なの個体になるのか、しばし悩み込んでしまいました。

 <2> 洲本市・三熊山周辺  

  
最後に来訪したのは洲本市。この辺りにも海浜植生の面白い場所があると聞いたので
来訪したのですが、なかなか浜辺に近づける場所がなかったのでまずは三熊山に来訪。
山道にはキダチコンギク(右)が群生していて、現実感のないコミミズクの幼虫(右)にも
会えましたが、日もかげって寒くなったからか他にはあまり出会いがありませんでした。

  
最後に、ちょっとした岩場を見つけたのでそこに来訪。すると、岩場一面にアゼトウナが
大群生していました。ここまで密生してるとダスキンのモップみたいですね(笑)。

  
近くにはクロガネモチ(右)の色鮮やかな実もありましたし、テリハノイバラでしょうか、
白いバラ系の花(右)も狂い咲きしていました。

そうこうするうちに日が沈んでギブアップ。洲本町辺りはポイントがわかっていなかったので、
海辺に近づけるポイントを探すだけでものすごく時間を食ってしまいました。
次回はもうちょっと下調べをしっかりして、夏頃の海浜昆虫を狙いに再訪する予定です。


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