豊岡盆地 〜コウノトリの故郷を訪ねて〜05.06/12

@円山川公苑〜気比の浜

豊岡盆地来襲のコトハジメはまず河口近くの円山川公苑から。
いつものように車中泊し、朝の日の出と共に起きてまずはヤンマの羽化探しの予定でした。
しかし、目が覚めるとまだ薄暗いので、寝なおそうと時計を見るとすでに8時。
大快晴の天気予報は見事にコけ、満天の雲に包まれたスタートとなりました。

  
とりあえずはのんびりと円山川公苑の池のまわりを歩きます。
すると色鮮やかなミスジチョウ(左)に会うことが出来ました。
アシ原では日本産の毒グモ、カバキコマチグモ(右)に会えましたが、トンボは空振り。

  
ジャケツイバラ(左)が新しい実をつけていました。
そして近くではダイオウグミ(右)を発見。美味でした。

  
一向にトンボが期待できないので、気比の浜に移動。
するとハマヒルガオ(左)が満開だったり、アサツキ(右)が咲いてたりしました。

  
海岸ならではの花も多数ありました。
じゅうたんを敷いたように群生していたタイトゴメ(左)と、白く清楚なハマボッス(右)。

  
花は終わりかけですが、オオナルコユリ(左)や、ハンショウヅルの若い実(右)
などなど、山系の花にも出会えました。

  
そこここでかわいいマンテマ(左)が咲いていたのも印象的でした。
そして松林ではなんとヒラタクワガタの死骸(右)を拾いました。あぁ、生きてる時に会いたかった…

A桃島池〜西谷池

  
その後、某貴重トンボの産地としてわりと名高い桃島池へ。
まず最初に出迎えてくれたのはセスジイトトンボ(右)。
アシ原を歩いているとキリンソウ(右)が咲いていてビックリしました。

  
そして、こちらが今回の目的その@
汽水域に生息するヒヌマイトトンボです。
時期には早いかなと思っていましたが、オス(左)、メス(右)ともに見ることができました。

  
その後、少し上流にさかのぼって、西谷池という場所へ。
本当は次のコウノトリの里と順番が前後するのですがページの都合でまとめて紹介(笑
池の脇には良好な湿地があって、ハナムグラ(左)や、ウリカワ(右)などの湿生植物に合えました。

  
池には一面のジュンザイ(左)。でも花は終わっているみたいでした。
池の縁では今年初めてのオオチャバネセセリ(右)に出会いました。

  
池にはトンボが飛び交っていますが、割と種類は少なめ。
でも、フタスジサナエ(左)や、なぜかホンサナエ(右)にも会えました。

  
近くの林には、花は終わっていましたがトキワイカリソウ(左)や、
小さな小さなツルアリドウシ(右)など面白い植物もありました。

  
面白かったのは、ひさびさにきちんとしたショットが撮れたトラフトンボ。
静止するオス(左)と、産卵中のメス(右)を撮影できましたが、
メスはかなり暗い場所にいたので写りはイマイチ。
そして、期待していたアオヤンマは垣間見ることも出来ませんでした。


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