広島遠征A 〜昆虫探求編 Part2〜05.06/05

@ 広島県東城町帝釈渓<1> AM編

満腹になりつつの復路では、往路と同じくらいの発見がありました。
自然が面白い場所では、道は必ず往復しなきゃいけません。一方通行だと、驚くくらいたくさんの
ステキな出会いを取りこぼしているもんなんです。まぁ、私の目が節穴なだけかもしれませんが。

  
チョウは空振りでしたが、昆虫との出会いはわりとありました。
草地を飛び交っていたダビドサナエ(左)と、巣づくりに精を出していたキボシアシナガバチ(右)

  
ヤマブキソウ(左)もほんの少しだけ咲き残っていましたが、ユキザサ(右)は
とっくに実になっていました。私、なぜかユキザサの花には未だに出会えないんですよ。

  
岩場ではチョウセンヒメツゲ(左)があり、期待しながらニシキキンカメムシを探しましたが空振り。
右は近くで見つけたカラマツソウ系の花。コカラマツとかでしょうか?
#後で調べると石灰岩地固有のタイシャクカラマツだそうです。

  
ケグワ(左)にも会うことが出来ましたが、こんなにビロード風だとは初めて知りました。
葉をひっくりかえすとカメムシの仲間(左)が必死で幼虫を護っていました。

  
岩場を後にすると、シソバタツナミソウ(左)と、タツナミソウ(右)にも
出会うことができ、じっくりと見比べることが出来ました。

と、このあたりでいつまでたっても晴れない空模様に愛想をつかして上帝釈の
散策を終了。下帝釈方面に向かってみました。腹が立つのは、下帝釈で
周遊路がわからずさまよっていると今更キレイに晴れてきやがったこと(笑

  
結局、周遊路をみつけるまで相当な時間ウロウロしてしまいました。
でも満開のエゴノキ(左)や、セリバオウレンの実(右)などを楽しめました。

  
杉林に緑色のマムシグサ系の花(左)を発見。アオマムシグサ?
その近くではヒオドシチョウの蛹(右)を見つけました。ここ2日ほど蛹づいてますね。

  
さらにウロウロすると、里山風の場所に迷い込みました。
シロバナヒレアザミ(左)や、トチバニンジン(右)の花などが出迎えてくれました。

  
白い大ぶりの星のよう花を枝一杯につけているヤマボウシ(左)や、
濃い赤が印象的なヤブウツギ(右)にも出会えました。

  
そうこうしているうちにようやく周遊路を発見。わかりにくいぞ〜〜。
さっそくみつけたのはカールした葉の可愛いハイイヌツゲ(左)。
歩いていくと途中の樹に白い大きな花が満開(右)で、「カザグルマか!?」と大興奮しましたが、
近くの民家の人が植えたクレマチスだったみたいです。あぁぬか喜び。

  
割と珍しいヨコグラノキ(左)にも会えましたが、花はまだでした。
近くの草地には早くもウツボグサ(右)が咲いていました。

  
そしてすでに相当薄暗くなった頃に最後の発見。
岩場でみつけたタカネハンショウヅルらしき株(左)。ハンショウヅルでした(タカネは秋咲き)
相当暗くてフラッシュたいてもこれが限界でした。その近くではイワガラミ(右)にも会えました。

というあたりでほぼ日没、タイムアップ。
帰路は高速代を浮かすために、カーナビで「距離優先」でルート選択をしてみると、
とんでもない峠道を延々と導かれてしまい、ヘロヘロになるというオマケつきでした。
てなわけで収穫は大量ながら、本来の目的である「昆虫探求」には程遠い結果。
むむ、残念なので、ベニモンカラスシジミは岡山にてリベンジを企画中です。乞うご期待!!!


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