ゴールデンウィーク遠征編〜7日目:東海花探索A〜05.05/05

愛知県大江川

最後の締めくくりの場としたのは、愛知県の大江川。
市街地の中を流れ、大部分が暗渠になっていて、お世辞にも立派な川ではない
のですが、とある花がなぜかここには多いと聞きつけての来訪。
現場に着く頃には差すような日差しもいくらかやわらいですごしやすくなっていました。

  
というわけでこんな感じの何気ない川です。両面コンクリート護岸だし、
河口部以外は暗渠だし、現場に着いて正直これはデマ食らったかなと思ったのですが…
歩いてみるとすぐに見つかりました。
地味ながら貴重な湿生植物、コギシギシ(右)です。

    
実のつけねにこんなふうにトゲがいくつもでるのが特徴(左)。
渡良瀬遊水地では見事にフられましたが、この場所の個体数の多いこと。
しまいにはこんな巨大な群落(右)にであって唖然。「コ」ギシギシじゃないですよね、これじゃ。

  
ほかにもビックリな出会いがありました。ウシオハナツメクサです。
汽水域に生える外来植物で、最近個体数が増えているとは聞いていましたが、
ここでも色鮮やかな大群落がいくつも見れました。

  
まわりには、他にもかわいい帰化植物もたくさんありました。
可憐なシロバナマンテマ(左)や、かわいいキキョウソウ(右)

  
とても地味ですが、マツバゼリ(左)や、カラクサナズナ(右)などにも会えました。

水路沿いではダイサギやゴイサギが餌をさがし、コアジサシも数羽飛び交って
意外なくらい面白い雰囲気の自然が楽しめました。

…そしてこれにて1週間の逃亡旅も終焉。
愛知なので近くに住む妹を呼び出してメシを食い、あとはひたすら
現実への帰路をたぐり、夜中の1時に家に戻りました。
しかし、自然を堪能しまくりの無計画旅。これはちょっとやめられそうにありません。
きたる6月の連休は、そしてお盆は、さらには来年のゴールデンウィークは、と
ひたすら夢想が膨らみつづける私、どうもまだちょっと現実に戻れていないようです。

追記……                                   
ゴールデンウィークのバカ旅をマップにまとめてみました。

……うわ。我ながらどうしようもないくらいバカだ(笑。
まぁ、こんな風に生きている30才も、悪くないんじゃないでしょうか。


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