ヒメヒカゲ保全のための調査のお知らせ

7/2追記

☆おかげさまで無事に調査が終了いたしました。ご協力をありがとうございました。
☆調査の結果、生息地が急速に減少しており、分布が局地化していることが判明
  いたしました。かつての有名産地でも絶滅した場所が多いようです。
☆つきましては、来年以降も引き続き調査を行い、保護の為の方策を探っていく
  こととなりました。引き続きのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


 本年から兵庫県南部東播磨の一部地域におきまして、ヒメヒカゲの生息調査を行われますので、お知らせとお願いです。

 ご存知の通りヒメヒカゲは近年全国的に数を減らしている草原性チョウの一種です。近畿地方でもすでに多くの場所で姿を消し、当東播磨地方が残された最大の生息地になっています。当地におきましても開発による生息地の消滅や過度の採集により減少傾向にあります。

 東播磨地域のヒメヒカゲの減少を憂う有志一同が、地元行政と連携しながら、また生息地を抱える集落の皆さんの協力を得ながら調査に当ります。調査はヒメヒカゲを中心に行いますが、更に広い視点から、生物多様性を示す貴重な湿地・草原環境の残存状況まで調査いたします。

 この時期、この地域へ採集に来られる皆さんへのお願いです。

◆ヒメヒカゲ保全のための調査にご理解をお願いします。
◆ヒメヒカゲの採集自粛にご協力下さい。
◆一部の生息地においては、地権者了解の下に、既に全ての動植物の
  採集が禁止されています。採集禁止地での採集は行わないで下さい。


 いなくなってから嘆いてもどうしようもありません。
いつまでもこのかわいらしい蝶が、東播磨の湿地を舞うことができるよう、皆様のご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い致します。